愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ぐでたまの資本論』

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マルクス資本論ぐでたまが解説してくれています?社会はいろんな人の分業で成り立っている

 

ただ掘っているだけでは(お金)は無いのと一緒

 

24時間いつもどこかで誰かが働いている

 

面倒なのは初めだけ。動き出したら、少しのパワーで進み続けることができる

 

締め切りがあれば、サボらない

 

独り勝ちせず、みんなで少しずつ幸せになる

 

必要なものを、必要な時に、必要なだけ買う

世界とつながり、可能性をどんどん広げよう

 

(もったいない)から、新しい価値が生まれる

 

みんなが気分よくいるための手間を惜しまない

 

他人ではなく自分の(物差し)で物事を測ろう


とても簡易的に書いていて、個性的な訳です。
しかし、わかりやすくて、実践しやすいかも知れません。

『人生の教養が身につく名言集』出口治明

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生命保険などの企業で働いていて、そこから大学の学長になった出口治明氏が著者です。様々な著名人の名言をたくさん紹介してくれています。

 

よく笑い、よく眠る。悩みの7割はそれで解決

 

笑こそ人間の唯一、かつ強力な武器

 

(本当に困ったときに助けてくれる人は、ほとんどいない)位に考えておく

 

お前は今後、俺のそばを離れず、俺の悪口を言い続けてくれ

 

悪人とはゲームできるが、善人とはできない→交渉さえも不可能

国語ではなく算数で考える→問題解決

 

インプットしたら即刻アウトプットする

 

新聞の書評欄は、有名な人が真剣に書いているから良書が紹介されている

 

古典を丁寧に読むことで思考力が上がる

 

海外旅行では高級ホテルと安宿を使ってみる

 

地元のレストランで地元のものを食べる

 

旅行中は、迷ったら買う。迷ったら行く。

日常生活ではその逆をやる

 

仕事は常に最短でできる方法を考える

 

口より行動を!

 

多様性を重視する

 

道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である

 

体と頭をよく使い、錆びないようにする

 

様々な人が、それぞれ大事を成し遂げて、出てきた言葉です。

そのため、ある程度の真実を含んでいる事は確かです。

同じ言葉でも、人それぞれ捉え方や聞こえ方は様々です。

それでも、何か心に響くものがあるかも知れませんね。
おすすめです。

『プロカウンセラーの共感の技術』杉原保史

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人の話を聞くのは、とても大切なことです。

しかし私たちは、なかなかそれが出来ません。

ともすると、自分が話を聞けていないことにさえ、気づけない。

本書では話を聞くプロが、話を聞いてさらに共感するための技術をしっかりと解説してくれています。

 

共感とは、相手とどこかで結びつき一体となることです。ただ同じ気持ち、ではなく、関わり合い互いに影響しあう。

 

考えるな感じろ ブルース・リー今この瞬間を、現実を感じて生きる。

 

穏やかに、落ち着いて、力強く、あたたかく

 

自分が感じていることに、じっくりと注意を向ける。

 

自分の意見は脇に置き、先を促す。

 

受容とは

○現場はこうだ、と認識する

✖️ありのままでいいと価値判断する

一緒に相手と考えよう

受容、共感、変化促進

反射はただの鸚鵡返しではない

(もう頑張れない) → (限界までがんばったんだね)

(どうなってもいい) → (解雇になって、無職で、肝臓病になって、家族から見捨てられてもいいんですね)よくわからない場合→急がず、さらに聞いてみる

 

○寂しいんですね

✖️寂しいんですか?

 

相手の声のトーンとしぐさが乖離していると感じたら→私にはこう見えます

 

相槌はデュエット、ダンスのステップ

 

葛藤している人に対して→〜、その一方で〜なんですね
葛藤を抱えても良いと、心を軽くしてあげる

(僕はいじられキャラです。そうしてもらえてハッピーです。いじめられてはいません)

(もしかしていじられて傷つくこともあるのではないですか?でもキャラをやめたら関わってもらえないかもしれない。それでいじられキャラを続けているのかな?)

 

大事な事は目を合わせて言う。

 

間を取る相手の寂しいと言う言葉に、自分が寂しいと感じたと伝える

 

相手を信じて賭ける

(私は全然駄目だ) → (私はあなたがこれとこれを頑張ってきたと思います。あなたはそのことをどう思いますか?)(もう嫌です。退職します) → (君は強くなれるとどうして思えないの?私はなれると思いますよ)

 

リラックスして聞く。リアクションも自然にとって良い。

 

 

実際のプロカウンセラーではない私が読んで、とても疲れるんだろうなぁと感じました。

それだけ本気で本音で、相手に接するお仕事なんだろうと。

もしそのような心がけで、誰かと接することができれば、それは本当に濃い時間になるような気がします。

『フランス人は10着しか服を持たない2』ジェニファー・L・スコット

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シックでミステリアスで魅力的な人。

そんなフランス人から、素敵に生活していく術を学べるのが本書です。

 

人を内側から輝かせる不思議な魅力は穏やかな心から生まれます

 

帰宅時に持ち物を置く場所を決めておきましょう

 

朝植物に水をあげる際、挨拶をしましょう

 

自分にポジティブな言葉を3回唱える

 

態度は気さく、服装はフォーマル運動もシックなかっこいい服装で

 

オフィスや作業スペースもシックで快適にしましょう。そのためのグッズを行っても良いです

 

毎日昼に1カ所片付けをする

財布、引き出し、車など

 

お皿やグラスなどは、1番良いものを普段から使う

 

アートに触れる。美術や音楽→頭がすっきり

 

 

確かに読んでいると、楽しく快適にそして穏やかに過ごせるような気がしてきます。

そのための気持ちを作る努力であったり、決まりであったりというものがあれば、うまくいくのでしょうね。

『学研まんが世界歴史3』

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前半はインドの古代文明から始まります。

 

カースト制度の元が出来て、その後ブッダがその制度ヴァルナを否定した布教活動をしました。

それから250年後、アショーカ王が、法を刻んだ石碑を各地に建立しました。

 

次は中国です。

殷王朝から周に代わり、戦国時代へ。

孔子韓非子墨子孫武老子など、様々な著名人が登場します。

秦の始皇帝が誕生し、項羽と劉邦三国志の時代へと移ります。この辺りは、好きな人には堪らない時代と言えるはずです。

そして随から唐、その滅亡までが描かれます。

骨のある家臣の魏徴、李白杜甫という詩人、そして絶世の美女と言われる楊貴妃など、魅力的な人物が大勢出て来ます。

 

三巻もかなり濃密な内容でした。

感情移入しやすく、おすすめです。

 

 

『池袋ウエストゲートパーク 裏切りのホワイトカード』石田衣良

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池袋の街で起こる様々なトラブルを、主人公のマコトが解決する、シリーズものです。

 

覚醒剤を使用した情事に縛られる、シングルマザーとその娘をどう救うか。

 

ネットとスピリチュアルな世界が絡み合う、不思議な世界観の話。

 

他、いつものGボーイズのタカシと、少しだけ氷高組のサルが活躍する場面があります。

時代とともに変わるトラブルと、変わらないトラブルが、それぞれ出て来ます。

実際の街でも、色々な事が起きているんですよね、きっと。

『366日の西洋美術』

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一日一枚西洋画を読む、ないし眺めるというコンセプトの著書です。

 

宗教画あり、写実的な絵があり、ポスター絵あり。

雑多な絵画が紹介されていて、さらに解説文もかなり詳しいものが、添付されています。

絵は小さいですが、そこは書籍なので仕方ないですよね。

良書です。