愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ライザップ食事編』

 

あのライザップの、ダイエット本です。

運動編と食事編の2巻セット。

本書は食事の管理でいかにして痩せるか、をテーマとして書かれています。

糖質を少なくして、タンパク質を多く取る

 

水分を1日3リットル摂取する

よく噛んで食べる

 

食事のボリュームを昼、朝、夜の順に少なくしていく

 

アルコールを摂取する場合は焼酎やウイスキーにする。ビールは良くない。


野菜は葉物。根菜は控える。

様々なメニューも載っているので、自ら料理をする人にとっては、さらに良い本です。
どこまで実践するか?
それは人によるのでしょうけど、ある程度まででも体に良いのは確かなように感じます。

 

『おはぎ』三浦知良

 

日本最高齢を更新し続けている、現役サッカー選手である、三浦知良選手の著書です。

 

サッカーで勝つために、サッカーが上手くなるために、と言う姿勢を常に持ち続けています。

また、チームメイトやチーム、さらには地域の人々や日本のサッカーのためになることを常に考えていて、その視野の広さには驚かされます。

何に対してもこだわりを持ち、真剣にやるのがとても大事なんだと、強く感じました。

一流になるとは、こういうことなんですね。

自分も頑張ろう!という元気をもらえました。

『贈る言葉』伊集院静

 

作家である著者が、新成人、新社会人に向けてのメッセージを書いています。

20歳になってこれから生きていくこと、仕事をすることの素晴らしさを説いていきます。

 

自分で考え、信じた好きなことをする。

そうでない人もいるが、他人のために何かができる大人になろう。
仕事は何でも大切で「心棒」というものがあります。
誰かの役に立つことが、仕事の意義です。

著者の温かく、そして厳しい言葉が、大人の心にも響いてきます。
多くの新成人や新社会人が、立派になってくれることを願って止みません。

逃亡願望

今週のお題「遠くへ行きたい」

 

遠くへ行ってしまいたい。

そう思うことが、まれにあります。

この場合の遠くというのは、実際の距離というよりは、現在の生活からの距離を指します。

 

何もかも全てを放擲して、誰も何も知らない場所で、全くやったことのない、例えば旅館の住み込みのような仕事をして暮らしてみたい。

休日には、日がな一日ボーッとして、無為に過ごしてみたい。

何も思考するべきことは頭に去来せず、やるべきこともなく、誰からも頼られない。

そんな生活を夢想することがあります。

 

今、目の前では、娘姉妹の大ゲンカを妻が激怒する、という修羅場が繰り広げられています。

生活って、大変ですよね。

そろそろ仲裁に入ろうかな。

『信玄軍記』松本清張

 

甲斐の国、現在の山梨県にいた戦国大名である、武田信玄の話です。

 

死の間際。

床に伏せっているときに、虚ろな意識ながらも上京しているつもりで、配下の武将に命令を下します。

あと少しで上洛して天下を取れる所なのに、と涙が出ました。

シンプルな解釈で、好感が持てるお話です。

武田信玄がもう少し長生きしていれば、日本は変わっていた、そんな気がしました。

『まんが世界の歴史5』

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11世紀、キリスト教の会議でエルサレムを取り戻すため、イスラム教徒をせめる十字軍が結成された。

イスラム教徒やユダヤ教徒を蹂躙し、キリスト教エルサレム王国が建国された。

今度はサラディンエルサレムを奪還する。

その後第七回まで十字軍は編成されるが、戦果はそれほど無かった。

しかし、そのお蔭で農民が独立したり、東方貿易により様々な物がヨーロッパに入ったりした。

 

フランスでは、フィリップ4世が教皇ユダヤ人や騎士団を抑えて、強い政治を行なった。

14世紀には、フランドルをめぐりイギリスとフランスの間で100年戦争が繰り広げられた。

ジャンヌ・ダルクがフランスのために戦い、捕虜となって殺された。

その後終戦を迎え、イギリスとフランスの国境が正式に決まった。

 

12世紀のモンゴルでは、テムジンが頭角を表して君主である、ハンの地位についた。

五代皇帝のフビライまでに、一族で大帝国を築きつつ、それぞれ分割した国となった。

フビライは元を建国した。

 

マルコ・ポーロはその元に17年間支え、世界の記述『東方見聞録』を書いた。

『グレート・ギャツビー』フィッツ・ジェラルド

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しばらく前に、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化されたお話です。

舞台は20世紀初頭のアメリカ。

ニューヨークにほど近い、イーストエッグと呼ばれる土地に、大邸宅があります。

そこの住人であるギャツビー氏は、頻繁に夜通しのパーティーを開きます。

その目的は、ただ一つ。

いや、そもそもそこに居を構えるようになるまでの努力なども含めて、全てはたった一人の女性のためでした。

 

当時の、お酒や男女や戦後のの混沌とした様子などが、とても興味深く感じられました。

アメリカ文学において、重要な恋愛小説、と言われているそうです。

一読の価値ありです。