愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『夢をかなえる洗脳力』苫米地英人

夢をかなえるための、自分に対して洗脳する方法です。 他人にも応用可能ですが悪用しないで下さい、とは著者の弁です。 世界は自分が認識したもので、そうでなければ存在していないのと同じです。 世界の捉え方や世界観を変えると、現実世界を変えるのと同じ…

『万引き依存症』斉藤章佳

学生時代のバイト先に、よく万引きをしに来る人がいました。 現場を掴むことは出来なかったのですが、商品が無くなるのは、いつもその人が来た後でした。 商売を営む側からすると、実に憎むべき犯罪です。 場合によっては店の経営を圧迫して、さらには倒産の…

『ブッダの集中力』アルボムッレ・スマナサーラ

ブッダ=お釈迦様が実践して教えていた、集中力を高める方法について書いてあります。 集中力とは、心が揺れず対象にべったりとつく力です。 先天的な集中力や感情的な集中力は、理性とは真逆にあります。 三大悪感情というものがあります。 貪瞋痴の三つで…

『野蛮人の図書室』佐藤優

本書のタイトルにもある野蛮人とは、我々すべての人のことです。 現代社会は複雑で様々な知識が必要です。 しかし、順応の気構え、と言うものにより現代人は考えることをやめてしまっている傾向にあります。 そこで、読書によって他人の知識や経験を学び、野…

『おいくら万円?』

普通には分からない様々な物の値段を紹介してくれているのが、本書です。 プライベートジェットジェット、数億円から数十億円。 年間にかかる雑費はおおよそ2、 3億円。 テーマパークを1から作るとしたら、1208億円。 コンサート会場の貸切、商店街なら無料…

『采配』落合博満

著者は落合博満。 プロ野球チームのロッテオリオンズで三度の三冠王に輝き、20年近く現役を続けた。 その後野球解説者や指導者として活動し、中日ドラゴンズの監督に就任。 リーグ優勝や日本一を勝ち取る。 そんな著者が、監督としての采配について語ってい…

『なんだ!?このマンガは!?』

普通ではない内容のマンガを紹介してくれているのが本書です。 表紙からしても、なんだ!?この本は!?と思わされる作品で、実際にその期待を裏切りません。 ちなみに表紙の絵は、漫☆画太郎が書いています。この方の描くマンガも、なんだ!?と言いたくなる…

『本当に大事なものを護りたい人が知っておくべきこと 間接護身入門』葛西眞彦

護身術の方法を実戦的に書いているのが、本書です。 著者は元刑事で現在台湾在住の間接護身アドバイザーです。 本書の護身術が、他の多くの護身術と方法を隔しているのは、間接護身術という点です。 まずは、危険な状況になる前に回避する、ということを目指…

『知識ゼロからのボウリング入門』山本幸治

ボウリングは割と身近なスポーツですが、なかなか練習の機会もなく、上達しにくい気がします。 そこで、手っ取り早くスコアを上げる方法を書いてくれているのが、この本です。 まずは五つの秘訣です。 1、湿ったタオルで右足のシューズの裏を拭く 2、レーン…

『100分de名著名作セレクション』

NHKの番組を書籍化したものです。 名著を25分×4回の計100分で読み解いていく番組です。 『愛するということ』エーリッヒ・フロム 『アンネの日記』アンネ・フランク 『こころ』夏目漱石 『斜陽』太宰治 『荘子』 『歎異抄』 『罪と罰』ドストエフスキー 『般…

『怒らない禅の作法』升野俊明

怒らないって、良いですよね。 腹が立たないで済むと、辛くなくて理性的に生活できそうです。 そのための方法を本書は紹介してくれています。 まずは心構えからです。 すぐに怒ってしまう人は、ピンと張り詰めたゴムのような心の状態です。 心に余裕を持ちま…

『世界最強 記憶術場所法』平田直也

記憶力を争うという競技があります。 ランダムに出てくる単語を記憶したり、全くの著名人では無い人の顔写真と名前を覚えたり、というものです。 この作品の著者は、この競技を始めてわずか数年で優勝したという経歴を持ちます。 数十もの単語の単語を覚える…

『いいとこ取り!熟年交際のススメ』西原理恵子

西原理恵子さんが著者です。 高須クリニックの、高須克弥院長と交際を始めて、それをもとに書いています。 もともとは高須院長が、著者に興味を持っていたそうです。 FAXなどのやり取りが長らく続いてから、付き合い始めました。 お互いにある程度の年齢にな…

『世界昔ばなし アジア・アフリカ・アメリカ』

世界各国にある昔ばなしを集めた物語集です。 猪八戒という豚の化け物を退治する話。 三姉妹とお母さんが、キツネに順番に食べられて行く、身の毛がよだつような話。 アフリカ版ウサギとカメの追いかけっこ。 マテ茶の起源。 月を飲み込む、首だけになった巨…

『君はどこにでも行ける』堀江貴文

狭い刑務所に閉じ込められていた著者が、出所してから三年。 この間にかなりの回数や数の海外や都市を見聞して周りました。 中国、韓国、シンガポール、ベトナム、インドなどのアジアでは、日本がもはや周辺地域より上だと考えてはいけない、という事が分か…

『幸福な生活』百田尚樹

最後に恐ろしいオチがある短編集です。 母の記憶 アルツハイマーの母が度々話す虚言が、恐ろしいことになる。 夜の訪問者 男が家に帰ると、妻と不倫相手が家の中で談笑していた。 この事態は、どのように解決するのか?出来ないのか? 現代版とも言えるかも…

『おちゃめに100歳寂聴さん』瀬尾まなほ

瀬戸内寂聴さんのところに就職した、若い女性。場所は草深い地方のお寺です。 数十歳の年齢差がある二人ですが、住み込みの仕事なので、ほとんど一日ともに過ごします。 うまくいくのか心配しますが、それは杞憂でした。 寂聴さんと著者のやりとりが度々出て…

『多重人格者』

多重人格は、精神疾患の一つです。 現在の正式な名称は、解離性同一性障害、とされています。 以前は、精神分裂病、と言われている時期もありました。 この疾患は、一人に対して複数の人格が現れる、というような物です。 元々人は多面性があるため、人格の…

『少女はなぜ逃げなかったか』

ある男が、当時小学生だった少女を誘拐する、という事件がありました。 この事件とは関係無く、警察が男の家に踏み込み、事件が発覚しました。 発生から9年後のことです。 少女は実に9年もの長い間、男の家に監禁された生活を、余儀無くされたのです。 男は…