愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『人生の極意』佐藤優

元外交官で現在作家の著者が、人生相談に答えていく形式の著書です。 一年以上も拘置所に入れられたり、その間にも様々な読書により知識を蓄えたりして、ありとあらゆる事柄に対応出来るようになっています。 至極真っ当な答えであたり、現実的な答えであっ…

『今夜もカネで解決だ』ジェーン・スー

ある程度の年齢になったためか、身体のあちこちに痛みが出る著者。 物書きの仕事をしているため、一日中机に向かってキーボードを叩いています。 そして、運動はしません。 そんな著者が、整体やマッサージを受ける体験を紹介しています。 あまりの安さに店…

『いろいろあっても幸せな夫婦』

自らの経験を告白する手記を集めたもの。 不倫をした人。 された人。 DVを受けた人。 最終的には別れず、それぞれそれなりの夫婦生活に収まっています。 だから、幸せな夫婦、というタイトルなのでしょうけど…。 幸せと呼んでも良いのか、私には到底理解出来…

『天才』石原慎太郎

元総理大臣である田中角栄を、石原慎太郎が描いた作品です。 帯にも書いてありますが、著者は反田中派の急先鋒でした。しかし本書は、言われなければそんな事実は全くわからないように、書いてあります。 作家としてなのか、元々人としては認めていたのか、…

『マザー・テレサ語る』

本書の主人公であるマザーテレサは、マケドニアのスコピエで生まれました。 18歳でロレット修道会のシスターとしてインドに渡ります。 36歳です神の啓示を受け、神の愛の宣教者会をつくります。そこで貧しい人々や孤児、難病患者の救済活動をします。 スラム…

『にんげんだもの 逢』相田みつを

にんげんだもの。 言わずと知れた相田みつをの代表作です。 著者は書家であり詩人でもあります。 旧制中学の頃から短歌と禅に出会い、独特の世界観を書として表現しました。 花はただ咲くただひたすらに 七転八倒 つまずいたり転んだりする方が自然なんだな…

『釈迦と十大弟子』西村公朝

お釈迦には、十大弟子と呼ばれる、高名なお弟子さんたちがいます。 本書では、この方々の仏像とともに、それぞれのエピソードを紹介してくれています。 お釈迦様が素晴らしい人だということは、ほとんどの人が知っています。 しかし、十大弟子の存在やそれぞ…

『強く、潔く。』吉田沙保里

先日引退したレスリングの元世界女王である、吉田沙保里の著書です。 タイトルは『強く、潔く』で、霊長類最強女子に相応しいです。 しかし、本人の認識は違うようです。 私ほど弱い人間はいないんじゃないかと思うくらい、とのたまいます。 まさか!? 読み…

『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』ジェーン・スー

この著者の著作は、以前一冊読んだことがあります。 確か『私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだな』というタイトルだったと記憶しています。 当時三十路で結婚願望の強い女子から、是非読むようにと貸し出されたものでした。 本書はテレビ…

『リカルジーニョ神技バイブル』

フットサルで世界最高のプレーヤーと言われるリカルジーニョの様々なテクニックを、数多く紹介と解説してくれている、とても贅沢な本です。 見たことのあるドリブル、パス、シュート、リフティング。 そして、あまり見ないようなプレーや大技も、多数ありま…

『詐欺の帝王』溝口敦

オレオレ詐欺で莫大な金額を掠め取った人物がいます。 ほとんど初めて、オレオレ詐欺という犯罪が考案された創世記に、その仕事を始めました。 主人公は学生時代に、イベントの事業に関わっていきます。 多額の費用が手に入り、暴力団とも顔が繋がることにな…

『知識ゼロからのダライ・ラマ入門』長田幸泰

チベットの指導者で国家元首でもある、ダライ・ラマの入門書です。 チベットは、中国の西にあります。 中国はここを自らの領土としたい、チベットの人たちは独立を守りたい、という事で現在難しい地域となっています。 チベットでは、チベット仏教が盛んです…