愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2021-01-24から1日間の記事一覧

『楢山節考』深沢七郎

1956年に本作品で、第一回中央公論新人賞を受賞した著者は、それを期に作家となります。 民間伝承の姥捨山がテーマの作品です。 主人公はおりんという名前の老婆。 通例だと来年中には楢山まいりにいく、つまり山に捨てられにいく年齢です。 なぜそんな掟が…