愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2021-02-10から1日間の記事一覧

『海と毒薬』遠藤周作

口数の少ない、しかし、腕は確かな医師勝呂。 戦時中の雰囲気がありありと残る時代にあっても、その人物は特徴的です。 腕は確かだけど、温かい治療を受けているのではなく、冷たい感触を患者は持ちます。 そんな彼には、重大な過去がありました。 それは大…