愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『新解釈現代語訳法華経』石原慎太郎

法華経は日本仏教の中でもかなり重要なものに位置づけられています。 南無妙法蓮華経という、日蓮宗のお題目でも法華経は素晴らしいよ、と言っています。 内容も壮大なスペクタクルと呼べるような、劇的で数も物凄いものと、なっています。 本書はそんな法華…

『謝り方入門』山口明雄

こんなことについても入門書があるのですね。 「謝り方」の本です。 それも知識ゼロからの。 確かに意識しなければ、正しい謝り方を学んだり知ったりする機会は、あまりないかも知れません。 学校では習っていないことは確かです。 また、職場でもそうだった…

『サッカー オフ・ザ・ボール入門』

オフ・ザ・ボールとは、ボールに直接触れていないときのことです。 サッカーは11人同士で行うので、個人個人は、ほとんどの時間をボールに触れずに過ごしています。 そうすると、そのオフ・ザ・ボールの時間はとても大切だと言えるでしょう。 さて、本書はそ…

飲まなくなった

今週のお題「人生変わった瞬間」 お酒を飲むのをやめました。 頭がいつでもクリアになりました。 飲んでいる時はもちろん、次の日の寝不足やお酒の残りもないため、いつでも覚めています。 自由な時間が増えました。 飲まなきゃいけない、が無くなったので、…

『栃木リンチ殺人事件』黒木昭雄

知人からお金をひっぱる。 それだけでも下衆な行為ですが、本事件はそんなものではありませんでした。 数人で被害者を何日もに渡り拉致・監禁して連れ回す。 被害者の持っているお金が尽きると、その知人からお金を借りさせる。 元々被害者の人柄が誠実だっ…

『アニメあるある』

死亡フラグに代表されるように、ある種のお約束や決まり事は存在します。 それのアニメあるあるを集めたのが本書です。 アニメの中では少しコア、言い方を変えるとオタク系です。 そのため、知っている人にはあるあるだけど、一般の人には何それ?かも知れま…

『平成の教訓』竹中平蔵

平成は約30年ありました。 この間にバブルが弾たりなど、日本はかなり停滞していたと言われています。 失われた年月だとも。 しかし無駄なことは何もない、ともよく言いますよね。 平成には何があったのか。 どう捉えられるのか。 これをどう活かせるか。 社…

『思考の整理学』

思考を整理するための方法が書いてある本です。 本屋さんの目立つコーナーに置いてあって、手に取りました。 ここ数年の間、多くの東大生が読んだのだとか。 メモをしたり思考を煮詰めておいたりと、さまざまな方法が、エッセイのように紹介されています。 …

『日本人が知らない日本人の遺産』

中国人は『善』、西洋人は『真』、インド人は『聖』を尊ぶ。 日本人は『美』を大切にする。 鳥のさえずり:春、夜明けを告げる 虫の声: 秋、夕闇とともにやって来る 日本の良いところを日本人が知らないのは、勿体ないとともに、恥ずかしいです。 それが進ん…

『悪者図鑑』

時代が変われば犯罪も変わります。 それをする悪い人も様々です。 本書は現代のそれらを網羅しています。 それにしても、図鑑に出来るほど悪者がいるのですよね、世の中って。 なんだか嘆かわしいです。

『知られざる古墳ライフ』

以前同シリーズで『知られざる縄文ライフ』という著書をみて、ファンになりました。 古墳は日本が誇る世界最大のお墓なのですね。 また、朝鮮にもあったようです。 日本のものは数も物凄く多くて、個人所有の土地にもあったりして、保存が大変なのだとか。

『敗走記』水木しげる

昭和初期、日本は戦争に負けました。 数十年前の出来事です。 戦争自体が恐ろしいことですが、敗走する戦争はまさに地獄です。 我々は、こんな経験を自らも子孫にもさせない努力をしていかなければなりません。 実際に体験しなければその悲惨さはわからない…

むかしむかしあるところに死体がありました』

確か新聞の広告欄で、ひと目見かけた時からずっと気になっていた著書です。 昔話を題材にしたパロディです。 そういうものは今までに読んだことはありますが、殺人事件のミステリーというのは、珍しいように思います。 一寸法師 花咲か爺さん などなど、知っ…

『辞書を語る』

様々な著名人による、辞書論とでも言うようなエピソードや考えが次々と紹介されています。 そうか、辞書ってこんなにも面白いのか! そう気づきます。 年頃のときに、辞書でアダルトなワードをひいていたというエピソード。 自分にも心当たりがあり、恥ずか…

『超訳日本国憲法』池上彰

自由民主党は1955年の結党以来、「憲法改正」を目指して活動している 立憲主義:権力者に憲法を守るよう命令すること 憲法は国家権力を制限し、国民を守るためのもの 日本国憲法前文 平和を愛する世界の人々を信頼して、我々の安全と生存を確保する → 中国、…

ちょうど良いところ

今週のお題「わたし○○部でした」 中学と高校とサッカー部でした。 どちらも一学年に30人くらいの、まあまあな大所帯。 試合は11人で行うので、ほとんどの部員は試合に出られません。 中学校の先生は、どういうわけか全ての部員を順番に試合に出す、という方…

『100分de名著 最期のことば』ブッダ 佐々木閑

日本の大乗仏教は、初期の仏教とは全く異なる 外に救いを求める点でキリスト教やイスラム教に近い 原来の仏教は「ニカーヤ」=「阿含経」 原来の仏教は出家が基本、できない人のために大乗仏教が必要とされた 自己の努力で、煩悩を断ち切る、真の安らぎを得る…

『障がい者だからって、稼ぎがないと思うなよ。』

時給二百円くらい。 それが障がい者が、施設で働いてえるお給料だそうです。 それも名目が違いますが。 さらに下には刑務所の作業くらいしか無いのではないかという、恐ろしい低賃金です。 確かに働くのにあたってある程度の制約とも言えるものはあるあるか…

『かみさまは小学5年生』すみれ

小さい頃から神さまが見えるという、小学五年生の著者。 それにインタビューをする人や、出版に携わった大人たち。 前世は神さまだったそうです。 それにも多くの階層があり、全て男神の中で著者は一人女神だった。 神さまたちは押し並べて酒好きで酒癖が悪…

『中央公論』

政治などを題材にした雑誌です。 今までこの手の本は読んだことがありませんでした。 しかし、たまたま図書館の無料で差し上げますコーナーにあったので、手にとってみた次第です。 それにしても、まずは政治がこのような紙の媒体で論じられていることに、少…

『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク』石田衣良

オレオレ詐欺にも、こんなバリエーションがあるか! 趣味は色々だけど、醜悪なものもある。そしてネットの発達により、そんな人間たちがお互いに接点を持てるようになった。 社会で話題になっている現象や事件をテーマにすることが多い、池袋ウエストゲート…

『山椒魚戦争』

山椒魚がある入江で発見された。 その山椒魚は二本足で立つようになり、人の言葉を覚えた。 物語のような、新聞記事のような、論文のような、様々な文体で書かれた本書は、どうなるのか先が読みにくいです。 筆者の意図がどこにあるのか? それもわかりにく…

『冷酷 座間9人殺害事件』小野一光

自殺希望者をSNSで探し、アプローチをする。 そしてお金を奪い殺害する。 事件発覚当時は、自殺に対して特別な思いのある人物による犯行か、と噂されました。 本書はその犯人と面会した著者によるものです。 犯人は特にこれといった思考はなく、ただお金を引…

『筧千佐子60回の告白』

後妻業。 センセーショナルな言葉で、大々的に報道された連続保険金殺人事件。 その犯人が筧千佐子です。 著者は留置所にいる被告と、面会をして何度も会話します。 それをもとに著したのが本書です。 犯人は認知症により、徐々にまともな思考や言動が難しく…

『戦争漫画』

少し前、昭和時代から、令和までの間に書かれた戦争漫画のオムニバスです。 実に様々な漫画家さんたちが、短編を書いています。 実際の日本軍による戦争の話。 仮想や近未来の戦争の話。 などなど、数多く収められています。 漫画だから表しうる、グロかった…

『台湾を知るための72章』

台湾とは? 最も近くにある親日国。 でもなぜか国際的には、完全な国としては認められていません。 中国が支配しようとしているけど、現時点で明確に中国ではありません。 実は現代の日本にとって、国防上とても重要な国です。 その点でも、我々日本人はしっ…

『日本史の舞台裏大全』

誰もが知っている歴史的な事件。 源平合戦。 桶狭間。 太平洋戦争。 その他、庶民の生活など。 日本史には様々な場面がありました。 そして、それだけの年月やそれだけの数の人がいました。 本書は、そこまでメジャーでは無いと思われる、歴史の細かい裏事情…

『ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日』

新婚旅行で世界一周。 それも400日かけて。 うん、悪くないですね。 自分ではやろうと思えないですけど…。 本書はそれを実行したご夫婦による、写真付きの著書です。 ドローン片手に世界一周なので、写真もそれによるもので、視点が独特です。 そういえばし…

『いつか行ってみたい世界一の絶景を見る』

絶景かな、絶景かな。 世界各地には綺麗な景色がたくさんあるのですね。 表紙の死海からして、この世の景色とは思えません。 誰もが知っているような有名所もあれば、そこまでメジャーではないものも(わたしが物を知らないだけかも知れませんが)、数多く写…

『世界はもっと!ほしいモノにあふれてる』

世界各地で様々な物を仕入れて日本で売る仕事。 バイヤーと言います。 その人たちについて行き、現地の様子や品物を見せてもらい紹介しているのが、本書です。 働き方。 考え方。 クオリティー。 品物。 何もかも日本とは違うのですよね。 それをすり合わせ…