愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『学年ビリから東大へ進み、作家になった私の勉強法』竹内薫

正しく頑張れば、しっかり頑張れば、学年ビリからでも東大に入れる。 なんとも我々のような庶民には素晴らしい話ではないでしょうか。 と思いながら読み進めると、どうやら著者は海外へ引越したため、言葉が分からず学年ビリになったのだとか。 そんな状況で…

『一日歳時記』

俳句には季語が必要です。 それを一首に一つ折り込みます。 季語は春夏秋冬+新年の五つ。 ですが、本書ではそれを一日のうちの時間に分けて紹介しています。 一般的なものとは少し違った歳時記で、とても興味深く読めました。

『モンスターにされた生き物たち』稲垣秀栄

雪男 ユニコーン 天狗 河童 などなど、人は数多くの空想上のモンスターを生み出してきました。 それらには、モデルとなる動物がいる場合があります。 人魚のジュゴン説は有名ですよね。 本書では、そのようなケースを多く紹介しています。 人の空想力が素晴…

『死を想え』今西祐一郎

有名な言葉「メメント・モリ」は、自分がいずれ死ぬ存在だと忘れないようにしなさい、というラテン語の警句です。 本書のタイトルはそれの邦訳ですが、内容は日本人の死観についてです。 人は自分が死ぬことを知っているところが、他の生物とは異なるところ…

ですよね?

今週のお題「SFといえば」 星新一 ですよね? つい最近、その著作がNHKで短編連続ドラマ化されていました。

『世界の日本人ジョーク集』

世界には人種や国や宗教をネタにしたジョークをあります。 本書はその中から日本人についてのものを集めた著書です。 時代により違ってくるのは当然でしょう。 最近はお金持ちからキャラ変したようです。

『フェミニズムがひらいた道』上野千鶴子

フェミニズム。 有史以来の本当に長いあいだ、女性は虐げられてきました。 それは場所や人によって多少の違いはありますが、数ある差別の一つとして厳然と存在してきました。 本書は近代の男女平等を目指した活動家たちの、立派な行動や社会の遍歴を紹介して…

『夫婦善哉』織田作之助

飲む、打つ、買う。 妻のためたお金を勝手に使う。 何ともクズな旦那です。 それでも懸命に働き生きていく妻。 昔だからあったのか、形は違っても今もこれからもあるのか。 悲しいような力づけられるような。 通常は妻に肩入れしたくなるのですけど、人によ…

『ドラえもんを本気でつくる』大澤正彦

確かにね! そう言えばドラえもんは人が作った機械なのですよね。 本気で作ることを考えても良いはずです。 確か原作では、もう少し未来から来ていたはずですけど。 ロボットとの会話がどのように成立するかなど、ただの夢ではなくて、本気で作るために考え…

『塩狩峠』三浦綾子

正しい生き方をしようと、子どもの頃から真剣生きてきた主人公。 父母や友人や妹たちから様々な影響を受けながら成長して行きます。 ずっとヤソと言われるキリスト教を毛嫌いしていたのですが、ある時から非常に熱心なキリスト教徒になります。 それまでの生…

『そのバカがとまらない』ビートたけし

社会や世間にはおかしなことが沢山あります。 言ってみれば大体はバカです。 でも普通はそんなことは言えないし、気づけないことも多々あるでしょう。 本書はそれらに対して、バカなことはバカだときっちり言ってくれます。 こんなふうに世の中を見れたら、…

Tシャツの評価方法

今週のお題「二軍のTシャツ」 普通のTシャツ → 一軍 来ている最中に臭いがし始めるTシャツ →二軍 着た瞬間から臭うTシャツ →廃棄

『切腹』山本博文

日本人には切腹というものがあります。 それは世界的にはまれな風習で、なかなか理解されないことも多いようです。 流石に現代で行われることは無いようですが。 切腹はただの自殺ではありません。 責任を取るための方法で、打首などの死罪とは一線を画して…

『100の思考実験』

こんな時どうするのが良いのか? おそらく人として正しく振る舞うのが良いのでしょうけど、果たしてその基準はどこにあるのか。 それは人それぞれなはずです。 宗教、倫理、哲学、正義感、などなど。 もともとは西洋の人が書いた本を翻訳したものです。 その…

『へんな仏像』本田不二雄

秘宝館というものをご存知でしょうか? 昭和の頃に多く建てられた、温泉地にある小型の博物館のようなものです。 のようなもの、ですが陳列されているのは、とにかく卑猥であったりいかがわしかったりする、なんとも非日常の性的な空間です。 本書はそこに出…

『原典日本昔ばなし』由良弥生

一時期ほんとうは怖い童話というのが話題になりました。 本書はそれの日本昔ばなしバージョンです。 なかなか酷いことを、人が人に平気でするのですよね。 昔は怪我や死も身近だったからなのでしょうか?それともモラルが低かった? もしくはごく一部の稀な…

『ポケット詩集』

詩を読むなんて学生時代の国語以来です。 それも遠い彼方の記憶で、すっかりうろ覚えでした。 本書を読むと、実は自分がたくさんの詩を読んでいたことに気づいて驚かされます。 知っている詩がわりとあるのですよね、なぜか。 それほど詩を好きだという自覚…

『現代語訳 竹取物語 伊勢物語』田辺聖子

かぐや姫と在原業平。 それぞれ竹取物語と伊勢物語で有名です。 本書はその二つを作家の田辺聖子氏が現代語に訳したものです。 大人になってから読むとわかる笑いがあり、切なさや味わいがあり。 子供向けや教科書で読むのだけで終わらせては勿体ない作品の…

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』河合隼雄 村上春樹

作家である村上春樹氏と心理療法の大家である河合隼雄氏の対談です。 何だかお互い楽しく話しているように見えます。 話題は様々ですが、作品やその背景についてのお話は、村上春樹作品のファンにはたまらないのではないでしょうか。

『職務質問』高橋和義

新宿歌舞伎町に配属された警察官が著者です。 それまで、著者から見るとしっかり仕事をしていなかった交番を、やる気のある人たちで立て直していく、という内容です。 言ってみれば警察官も公務員です。 しかし、正義を守りたいという理由で志す人たちもいま…

我ただ足るを知る

今週のお題「最近あった3つのいいこと」 最近あった3つのいいこと 「なんか良いことないかな」 そんなことを考えつつ歩いていて自動販売機があると、ついつい返却口に釣り銭の取り忘れがないか横目で見てしまう。 自分のあさましさに愕然とします。 朝ご飯は…

『このたび便所は宇宙である』千原ジュニア

お笑い芸人である著者によるエッセイです。 ツッコミ担当で、ピンでの活動も多いのですが、やはりいつもそのような役回りです。 それは本書でも変わりません。 日常の様々なことにツッコミを入れています。 実際には心の中で、でしょうけど。 多くの人にとっ…

『日本の弓術』

哲学的素養のあるドイツ人が本書の主人公です。 自身が日本で生活するのにあたり、実際に日本を理解しようとします。 その手段として、弓術を習います。 それは的に矢を当てるスポーツとしてではなく、禅の精神に通じるような、ある意味神秘的とも言えるもの…

『どろどろの聖書』清涼院流水

旧約聖書。 著者は自ら望んだわけではなく、必要性に駆られて、聖書を読む機会を得ました。 それがすっかり内容に魅せられて、今では洗礼も受けて、完全なキリスト教徒になったそうです。 聖書は色々な面がありますが、物語性もとても強いです。 本書はその…

『はじめての利他学』若松英輔

人と人とのつながりは、私たちの認識よりも広く深く奥がある 利他は利己のの対義語では元来なかった 最澄は比叡山延暦寺を作った 最澄の教えが日本仏教の礎を築いた 法然、親鸞、道元が比叡山延暦寺で修行をした 菩提心:すべての生命を救いたいと感じる心 下…

『2択で学ぶ赤ペン俳句教室』夏井いつき

俳句はわからない。 サラリーマン川柳なら、面白いのが良い、ということでわかりやすいのですけど。 本書は二つの俳句を並べて、どちらが良いかを判定して、さらに詳しく解説しています。 選者は夏井いつき氏です。 テレビ番組で歯に衣着せない辛口だけどわ…

『ルポ死刑』佐藤大介

死刑がある国は、以前よりもかなり減っています。 しかし日本には厳然として存在し続けています。 それにも関わらず、その方法や死刑囚の住居や生活、どんな罪が死刑になるのかなど、一般にはあまり知られてはいません。 本書はその死刑についてのルポです。…

『世界一わかりやすいフットサルの授業』ミゲル・ロドリゴ

守備編 パスが出る瞬間から相手の足元に入る前に寄せきる 相手が右利きで右サイドにいるのを守る場合は縦をカットする 相手が右利きで左サイドにいる場合は中をカットする 相手がパスを受けた瞬間に、外側から回り込む、トラップすぐ後をカットをする ゴール…

『サッカー止める蹴る解剖図鑑』風間八宏

ボールを止める時はボールの上部の一点に第一指基節骨近位外側を合わせる これを完全に静止させる 蹴る時はインサイドの場合、くるぶしの下から踵で蹴るボールの上を蹴れば浮かない マークが付いていても相手が触れない位置に止めれば実質フリーになれる ボ…

『日本の美徳』瀬戸内寂聴 ドナルド・キーン

古典は文法ではなく文学として読むと良い まずは現代語訳からがとっかかりやすい ユーモアを大切に 人を褒める 自分は歳をとった、と思うな! 東北では梅と桜が同時に咲く 「魏志倭人伝」では日本人は清潔で礼儀正しいと既に書いてある 「無常」と美意識 82歳…