愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2023-04-06から1日間の記事一覧

『100分de名著 君主論』マキャベリ 島田雅彦

君主論には裏表あり、読み方により全く異なる顔が見える。 これは程度の違いはあるが、様々な本にも言えること。 自由や民主主義は勝ちとってこそ根付やすい。 君主がいるのなら、せめてまともな独裁者でいてもらう マキャべリの思想の根底は共和国が理想。 …

『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』斉藤幸平

『人新生の資本論』の著者である学者の斎藤幸平氏の著書です。 ただ研究室で考えるだけでなく、フィールドでワークした方が研究者として良い。 そんなアドバイスを素直に受け入れる著者。 それだけでも中々出来ることではありません。 しかし著者は、通常取…