愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『やってみたら、こうだった』

スポーツ新聞の三行広告。 そんなものを読む人は、特に今では限られているでしょう。 本書は、そんなところに載っているようなアンダーグラウンドの風俗に、突撃してみたルポルタージュです。 著者はこのような記事を書くために、潜入しているはずです。 し…

『受ける?受けない?精神科セカンドオピニオン』

精神疾患は病院を変えると診断が変わることが多い 同じ病名でも処方が異なることも多い どの診断と治療が正解かは、誰にもわからない 診断名と現在の投薬だけでは、治療方針は立たない 精神科は病態が重いほど、患者が病識を欠如しがち 自分の意見が通り過ぎ…

『極道放浪記』浅田次郎

極道とは、ヤクザのことです。 今でいう半グレとか反社も含まれるかも知れません。 著者は、そんな一人として活躍して来たホンモノです。 一般の我々には、そんな社会は知る術も無いはずなのですが、そこを書いてくれています。 流石に正確に書いてはいけな…

『古代ローマ旅行ガイド』

古代ローマを旅行する人のための、ガチのガイドブックです。 人々が生き生きとしているんですよね。 今と比べると、医療や家電や移動手段など、不便に感じることはあるのでしょうけど。 それでも逆に、税金や時間や各種の義務など、良いこともたくさんありま…

『つみたてNISAはこの9本から選びなさい』

NISA自体は税金をあまり取られないで済む口座のことです。 だから、それを使って株を買うか投資信託を買うか、それこそ千差万別です。 そんな中で本書は、9本の投資信託を提唱しています。 しかも、その中のどれを選ぶかは各人の好みで、実際には一本を買え…

笑いの効能

今週のお題「最近いちばん笑ったこと」 難しい患者さんを担当していました。 かなり厳しい状況になってしまいましたが、一ヶ月ほどの集中的な治療期間を経て、ようやく快方に向かい始めました。 そんな時期、付き添いの方に血液検査の結果を説明すると、 「…

『千の顔をもつ英雄』キャンベル 左宗邦威

資本主義からグローバル化、ネット普及により「大きな物語」は分化、多極化、消失した 物語なしに生きるのは、目的なしの人生に同じ 日本には、森羅万象に神が宿る、という習慣であり宗教心がある 人生は自身の内面をめぐる旅 旅立ち → 試練 → 帰還 旅立ちは…

『名もなき声の物語 斜陽』太宰治 高橋源一郎

まどな人間なんていない、小さな意地汚い人間ばかり それに気づいた者はどうするか? 同じようにするしかない 考えるより行動 大抵の人は諦めて生きている 結局男は生き方を変えられない 二人とも、お互いに恋が成就しないとわかっている 上流階級に生まれた…

『うるさい人を黙らせるひとこと会話術』

きついことを言うか、遠回しに皮肉を言うか、褒めてしまうか。 そうです。 それに尽きるのでしょうね。 ただし、相手によっては、きっとややこしい事になるはずです。 あとのことも考えなければなりません。 後日報復を受けるなんて、本当に大変です。 やは…

『裸の王様』ビートたけし

人は、組織は、どんな物でも大したことない。 そう思いませんか? 完璧で飛び抜けた存在なんて、おそらく存在しないのです。 自分が知らないだけかも知れませんけど。 それにしても、次から次へと突っ込みどころ満載のそれらが、本当にたくさん出てきます。 …

『ずっと幸せなら本なんて読まなかった』

読書家と言っても様々な人がいます。 視聴者にも様々な人がいるのと同じように。 本書の著者は、多読で深読みの読書家と言ったところでしょうか。 それにしても、よく読んでいるな、と思います。 確かに満たされていて幸せなら、次の本は必要ないのかも知れ…

『月の王』馳星周

人では無い種族が、天皇と歴史に深く関わりながら生きてきた、というファンタジー小説です。 確かに人の方が、身体的には狼などの動物には、圧倒的に劣るでしょうね。 『比ぶものなき』シリーズと合わせて読むと、さらに面白さ倍増です。

社会か太陽か

今週のお題「日焼け対策」 子どもの頃、だから数十年前は、日傘を使う婦人はあまりいなかったように記憶している。 しかしつい最近は、ほとんどの人が日傘を使っているようである。 そうやって日焼けから肌を守るのは、美容や肌の健康に対する考えが、以前よ…

『理想的本箱』幅允孝

自分の感受性くらい自分で守ればかものよ 自分をおめでたく思えないようでどうする 子どもを子ども扱いしない 不満になる自由 「さわる」と「ふれる」 手の倫理

『世界のかけら図鑑』

フェルマーの定理 ピタゴラスの定理、教団 陽の光 月の光 潮の満ち欠け 世界は様々な物で出来ています。 全てはその構成要素。 我々自身も同じです。 知らなかった事がたくさん載っている図鑑。 これも、世界の一部なのでしょうね。

『元イスラエル大使が語る神国日本』エリ・コーヘン

記紀は神話、日本の歴史、大切にしよう 十戒を入れる「聖櫃」は行方不明、今も捜索中 日本のDNAは縄文人ベース 朝鮮・支那とは異なる、チベットと近い 日本は神と武を尊ぶ国 信仰、国土、満足の3点全て重要 相撲や祭りの掛け声でヘブライ語のようなものがあ…

『知的文章術』外山滋比古 大和書房

興味深いもの、知的な刺激のあるものが面白い すぐに書く、書きたい気持ちがあるうちに 一人か二人の文章を読み、学ぶ ピグマリオン効果:褒めると伸びる 音読して読み返す 同じ言葉を繰り返さない 文と文を「が」で繋がない なるべく削る 大切なところだけ書…

『ケーキの切れない非行少年たちのカルテ』

なぜ道を踏み外すのか? バカだから、という答えもある。 そう、バカだからなのです。 しかし、そういうバカでは無く知的障害だとしたら、それはまた違う意味になるでしょう。 本書には、そんな非行少年たちによる犯罪やその生活が、小説形式で描かれていま…

昔は、今は。

今週のお題「ゴールデンウィーク振り返り」 昔と今を比べることには、あまり意味はないかも知れませんが。 週休1日だったのが2日に増えたり、振替休日などで年間のお休みが、だいぶ増えました。 また、働き方改革で働く時間もかなり減りました。 反対に、物…

『源氏物語』紫式部 三田村雅子

伝えることの難しさ 想いが伝わらない、伝えきれない孤独 醍醐天皇は藤原家に権力が集中しないよう、多くの家から妻を迎えた 中国では皇帝の力が絶大 皇后を気に入らなくなったら、殺したり追放したりした 天皇はあちらこちらの皇后に気を使っていた 光源氏…

『藤井聡太は、こう考える』

棋士は東大に入るような人よりも、ずっとずっと頭が良い。 以前何かで見た記憶があります。 そんな棋士たちの間でも、さらに上に入る人物。 それが藤井聡太氏です。 物凄いスピードで様々なタイトルを手に入れる。 昇級スピードも物凄いです。 まさに天才と…

『ウクライナ戦争の嘘』佐藤優 手嶋龍一

戦争はしない方が良い。 通常は誰もがそう思うはずです。 しかし、戦争により利益を得る立場がある。 それらにより、戦争は引き起こされて、維持される。 それでも一般的な私たちは、戦争を止める努力をしなければなりません。 そのためには、多角的に現状を…

『バカの研究』

バカにはなりたく無いですよね。 特に他人に迷惑をかけるような、それには。 本書は、様々な人物による、バカについての記述を集めた物です。 実に恐ろしい、身につまされる内容が盛りだくさんです。 ここでふと思ったのですが、読んでいる自分や書いている…

『闇バイトの話』

闇バイト。 なぜそんなことをするのだろう? 普通はそう思うはずですが、している人も案外普通なのかも知れません。 本書では、どのように犯罪に巻き込まれて行くかを漫画で書いています。 巻き込まれるというか、加害者になる、というのが正しいでしょうね。…

『世界一美しい夢のお城図鑑』

ドラキュラ伯爵の住んでいたお城は、こんなにも美しかったのですね。 正確には、モデルとなった人のお城ですけど。 世界にはたくさんのお城があります。 それらの用途は場所や時代で様々に変わるようです。 美しさの感じ方も、恐らく変わるのでしょう。 荘厳…

新明解国語辞典

今週のお題「現時点で今年買ってよかったもの」 国語辞典は調べるだけではなくて、読み物もして使うと良い。 そんなことを、つい最近教わりました。 中でもその人のオススメは『新明解国語辞典』です。 それを読んでいくと、文章力が飛躍的に向上するのだそ…

『アメリカ人が伝えるヒロシマ』

アメリカ人がヒロシマの原爆についてどう考えているか。 本書は、それを日本人が知る手助けになります。 著者は日本で原爆についての仕事に携わってきた、アメリカ人です。 その彼が、アメリカでヒロシマ原爆についての講演の企画などを行います。 通常のア…

『なぜ私たちは生きているのか』佐藤優 高橋巌 平凡社

カルチャースクールでの対談を書籍にしたものなのだそうです。 なんとも濃いというか、贅沢な内容ですね。 神学を正式に学んでくると、生と死については、かなり思考が深まるようです。 ともすると現代のようにやる事がたくさんある生活は、我々からその思考…

日本人は米

今週のお題「現時点で今年買ってよかったもの」 お米の値段が高い。 店頭に無くて手に入らない。 こんな事が、ここ最近起きている。 これは一般的に考えられているより、かなり恐ろしい事態である。 大嘗祭という神事がある。 天皇陛下が即位して、最初に行…

『本で床は抜けるのか』西牟田靖

本で床がぬけるという話。 よく聞くようで、実際にお目にかかることは少ないのではないでしょうか。 著者は文筆業を生業としています。 ある頃から必然的に資料としてほ本が増え、引越しを余儀なくされます。 そこで階上に住むのですが、たまりにたまった資…