愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『天才なのに変態で愛しい数学者たちについて』

バカと天才は紙一重。 有名なのは、アルキメデスが定理を発見したときに、裸で叫びながら街を走ったエピソードでしょうか。 警察案件です。 そのレベルまではいかなくても、やはり変態的な天才はたくさんいるようですね。 と思って読んでいたら、それ以上の…

『こんな日本に誰がした』プチ鹿島

政治の様々なエピソードを、面白く紹介していく本です。 本当にいい加減だったり、適当だったり、色々なことをしていますね。 こんな事で良いのだろうか? そう首を傾げたくなります。 平時ならそれも許されたのかも知れませんが、今後はそうも言っていられ…

『石の世界』

宝石は高価です。 貴重であったり、大きかったり、色や種類であったり。 実に様々な石があります。 本書は、そんな石をたくさん紹介しています。 それも一般的な宝石の種類を書いていくだけのものとは異なり、中に変わったものが入っていたりと、著者による…

『女殺油地獄』桜庭一樹

タイトルだけ知っていて、内容を知らなかったお話です。 元々は歌舞伎だったようですね。 当時実際にあった、油屋の女将さんを殺害した事件。 なんでこんな事をするんだろう、と思うけど、こんな事をする人いるよな、とも思えます。 感情移入はしませんけど。…

『SFマンが傑作選』

ちょっと古いマンガ集です。 絵柄もやはり昔風なのですが、個人的にはこれくらいが丁度いいです。 今でこそAIやCGがありますが、これらは当時では映像化が難しかったはずです。 今でも全てを表現するには、やはりマンガしかないような気もします。 マンガっ…

夜の部

今週のお題「部活」 仕事が終わってから、フットサルに度々行くようになりました。 大体2時間ほど、ボールを蹴って汗を流します。 楽しくなってきて、今では週に3〜4日ほど行く週もあります。 それ以上は、肉体的な疲労で肉離れを起こしそうなので、行けな…

『カラスは飼えるか』

カラスは飼える、というのが結論なのですけどね。 法律的にはグレーなようです。 生き物もそうですが、様々なものに関心を持つのは良いことのように感じました。 生きていく上で、全てが興味深い、面白いものや出来事になります。 良い意味で子どもでいたく…

『仇討考』

仇討ちと言えば、忠臣蔵が一番に思い浮かびます。 少し詳しい人なら、曽我兄弟や荒木又右衛門の名前も出てくるかもしれません。 ところで、仇討は当時の法律上、正式に認められた行為なのだとか。 本書では、 その正式な方法 仇討ちをすべき人 届出の仕方 何…

『なぜ私たちは生きているのか』佐藤優 高橋巌

無条件に何かを絶対視するな 神は底辺の底辺に降りてくる 言語ができるのは通過点、そこから何をするか 聖書と伝統 恩恵と自然 信仰と行為 古来日本では処女を重んじていなかった 妻が夫を離別していた 娘や比丘尼も自由に出かけていた 自分の労働は全ての人…

『みんなの密教』白川密成

紀元前に大乗仏教が発生、そこから密教が発生 前期密教は現世利益が目的 その後成仏(悟りをある)に変わった 自分は宇宙の一部 自分 = 宇宙 修行することで絶対的な存在が自分を救ってくれる 救済信仰 自分があらゆる人を救う 三密 体の働き、言葉の働き、…

『たんぽぽの日々』俵万智

歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者…

『世にもふしぎな法律図鑑』中村真

法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、こ…

無口な人

今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それ…

『日本の墓』

屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 そ…

『役に立つ古典』安田登

俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す…

『力なき者たちの力』ヴァーツラフ・ハヴェル 阿部賢一

ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意…

『ポケット詩集II』

詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすか…

『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』

かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 こ…

『ブッダの最期のことば上』

ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる…

ストレスから遠ざかるには

今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。…

『税金で節税以外の得する常識』

現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる…

『世にも奇妙な職業図鑑』

しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろ…

『いちのすけのまくら』春風亭一之輔

笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集め…

『不思議の国ニッポン』

海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神を…

『三千円の使い方』原田ひ香

読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言え…

『おとなのための1分音読』

こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはず…

良いか悪いか

今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません…

『ざんねんな日本史』

歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たち…

『日本の凶悪犯』

今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介し…

『一日一生』

普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を…