愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『ホビットの冒険 下』トールキン

楽しい物語を読んでいる時に、ふと先がどれくらい残っているか気になることがあります。 (もうあとこれくらいで終わってしまうんだ) 寂しいような先が気になるような、いずれにしても楽しくて先を読み進めるのは決まっているのだけど、心が乱れる感覚。 あ…

『贖罪』

殺人の罪を犯した人物は贖罪が出来るのか? それが本書のテーマです。 犯人は著者にアプローチをして、贖罪をしたいということを打ち明けます。 後悔や反省はしている、のかも知れない。 でも程度の違いは相当ありそうだ。 反省しているからと言ってそれがど…

『今すぐ使える文例で心を伝える美文字練習ノート』青山浩之

やはり綺麗な文字はいいんですよね。 昔よりも書くことは少なくなりましたけど。 では自分が綺麗な文字を書くにはどうしたら良いか? それにはまず、綺麗な文字を知ることと、その方法を知ることが必要です。 そしてそれが出来るように練習すること。 本書は…

『妄想シャーマンタンク』ゲッツ板谷

人は本を読む時に、ある程度の目的を持ってそれに臨むだろう。 知識を得るため、人格を形成するため、あることについて学ぶため、など。 そこまで高尚でなくても、感動したかったり、楽しんだりという、娯楽のためもある。 本書は笑いたいときに読むための本…

万年筆

今週のお題「買ってよかった2025」 正式な手紙を書くには、ボールペンだとカジュアルに過ぎる。 だから、そういう時には万年筆を使うんだよ、と、ある人から聞いた。 次の休みに早速万年筆を買いに走り、せっかくだからとある程度値の張るものを買った。どう…

本当に価値のあるもの

今週のお題「買ってよかった2025」 価値のあるもの、それも本当に価値のあるものは、世の中にそう多くはない。 お金では買えない、と表現されることもあるのではないか。 そのような観点で買い物を見た時に、本当に要るのか?と問われると、やはりほとんどの…

『好きを言語化する技術』

今の時代は自らの思いや考えを他者に伝える機会が、実に無数にある。 そうしなくても良いと言えば良いのだけど。 伝えるとしたら、正確に伝えたい。 飲み会で終バスを逃して駅から家まで歩いていて、少し寒いけど歩いたらそうでもなくなってきて、パリパリと…

『水中の哲学者たち』永井玲衣

哲学は、わからない、答えの出ないものを考え続けるものだ。 こう書いても、わけがわからないような気がする。 小難しいことを考え続ける頭の体操、くらいに思っておいても良いような気はするが。 哲学者の書いた哲学書を読むと、本当にわからない。 それは…

『江戸の隠密・御庭番』

江戸の夜は今よりもだいぶ暗かっただろう。 だから辻斬りもあったし、夜盗もいたし、寝首を掻くということもあり得た。 それに対抗する警備の兵や御庭番。 隠密はスパイや忍者の類であろう。 時代とともに職業は生まれたり消えたりする。 形を変えることもあ…

『男の一日一作法』小笠原敬承斉

心のゆとりが幸せにつながる プライベートな席でも話を仕込んでおく 靴を脱ぐ場へ行く時は、中敷も綺麗にしておく 立つ姿勢 踵をつけ、つま先は少し開く 両手は膨らみを持たせて指を揃える 背骨が腰に突き刺さるイメージ 会釈 両脇の手が腿の前にくる 15° 浅…

『世界のミイラ』

ミイラと聞いてすぐに頭に浮かぶのは、エジプトの王族です。 ツタンカーメン、クフ王などが有名です。 しかし、世界の、となると。 そんなのあったっけ? と思ってしまいます。 日本にもあるのです。 奥州藤原三代の首。 おお、そう言えばそうですね。しかも…

『自衛隊の闇組織』

スパイって、本当にいるんですか? 普通の人の感覚だとそうなりますよね。 実は現代の日本にもいるんです。 公安しかり、麻取しかり。 そして本書では、自衛隊にも非公式でそんな組織があるということを、暴露しています。 スパイとして働くというのがどうい…

『足が速くなる解剖図鑑』

娘の運動会三日前に読みました。 すぐにでも実践可能ということで。 確かにすぐできることがたくさん紹介されていました。 フォームや力の入れ具合は必読です。 で、娘は? 転びそうになって最下位でした。

『おたからサザエさん』

たまに読みたくなります。 今から読むとコンプラ的に完全にアウトな話がかなり多いんですよね。 酒と煙草と暴言と、何だったら暴力も。 いやぁ、ぬるい時代になったもんです。

『宮沢賢治』

春と修羅 あやゆじゅとてちてけんじゃ 雨にも負けず 本書は宮沢賢治の詩とその解説を挿絵付きで紹介しています。 童話も良いものがたくさんありますが、詩にも良いものがたくさんあるのですよね。 かなり情熱的な人だったということが伝わっているようです。…

『おとなのひとり休日行動計画』

大人が一人で急に休みが出来た。 そんな時に何をしようか迷いませんか? 本書がしているのは、その辺の小旅行です。 一つ一つの場所はそれほどではなくても、テーマを決めて巡ると、それぞれが輝いてきます。 小七福神巡りなんかはありそうだけど、結構色々…

『台湾はおばちゃんで回ってる!?』近藤弥生子

かなり昔に『オバタリアン』という言葉が流行ったことがある。 厚かましいオバサンたちを指して揶揄した言葉だ。 確かに、憎たらしい、と感じるようなオバサンは多くいた。 それでも実は、家事などはしっかり出来て、かなりまともな部分も多いのですよね。 …

『ママ、あのね。』

子どもはママを頼る。 パパも頼るかもしれないが、限定的だろう。 赤ちゃんの頃から、超重要な子育ての部分はママが担うので、それは無理からぬことのはずです。 そんな子どもたちは、実に面白いことをいう。 限定的な知識の中で、それをフル回転させて喋る…

筋肉

今週のお題「ストックしているもの」 いずれ老人になる身である。 いや、成人を迎えたあたりからあとは、老人になり続けているというのが正しいだろうか。 全身の筋力が落ちて、痩せさらばえ、走れなくなり歩けなくなり、やがては何もできなくなるのだろう。…

『脳はみんな病んでいる』

脳も数ある臓器のうちの一つに過ぎません。 栄養のやり取りがあり、神経やホルモンの伝達があり、刺激に反応しているのに過ぎない。 何も特別なことは無いのです。 だから故障も普通にあり得る。 何を病気というか、実は厳密な定義は無いのではないだろうか…

『子規365日』夏井いつき

著者による正岡子規の俳句解説です。 正岡子規はよく知られた俳人の一人でしょう。 柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺 など、有名な作品が数多あります。 愛媛から出てきた明治の人なので、言語はかなり違うでしょうね。 ともあれ、現代の俳諧を代表する人物が、…

『空とぶ絨毯』堀内誠一

旅行するのは心が踊るものです。 何でどこにいくか? どんな心境で何をするか? かなり前の話なので同じ場所に行っても、様相はかなり変わっているのでしょうけど。 空とぶ絨毯 そんなもので街を見下ろすことが出来たら。 ある時期のバグダードか長安かで。 …