愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン

ダメな人なんだろうな、いや、いけすかない人なんだろうな。 本書のタイトルで、そんな著者を想像した。 大した努力もしていないくせに、大げさに自分の頑張りを過大評価する。 そして勝手にそうではない、これはやらされているのだ、とか社会が悪いのだ、と…

歳をとるということ

今週のお題「スースーするもの」 尊敬する年長の知人がいる。 示唆に富むことを教えてもらえる。 のみならず、言動は常に慈愛に満ちている。 私自身もこうなりたい、と目標に思えるような、まさに好人物である。 先日、昼食を共にする機会があった。 知人は…

『美しい日本のしきたり』池坊保子

お節は神様に捧げる供物 正月に物音を立てたり煮炊きするのは慎む 松竹梅は冬の厳しい寒さに凛と耐えている 和敬清寂 平常心を忘れずに 相手の話は そうですね と、受け止める 「あばよ」は武士の永久の別れを示唆する言葉 身だしなみ:教養として武芸を身に…

うちに帰るまでが遠足なら、その始まりは計画からか?

今週のお題「旅の計画」 恐らく私は、旅行がそれほど好きではない。 行かないわけでは無く、何人かで行くことは度々あるし、行けば行ったで十分に楽しんでくる。 しかし自分から計画を立てたり、誘ったりすることは、ほぼ無い。 いや、全く無い。 好きな人は…

『100分de名著 群集心理』ル・ボン 武田砂鉄

権力者は世論を誘導したり抑え込んだりしようとする際に、大体手口は同じになる 群衆になると個性が消えて、感情や観念がみんな同じになる 群衆は 衝動的で動揺しやすく興奮しやすい 暗示を受けて信じ込みやすい 感情が誇張的で単純 群衆は知的水準が著しく…