愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

億男を読みました

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主人公がお金について、とても深く考えるという内容の本でした。

 

この本には何人もお金持ちが出てきます。

その人たちはたくさんお金を持っていますが、有効に使うことが出来なかったり、使い道に困ったりしています。

そのため、お金を持っているのに持っていないのと変わらないような暮らしをしています。

そして必ずしも幸せそうには見えません。

 

見ようによってはお金がもったいないような気もするのですが、人はまとまった額のお金をどのように使うことが出来るというのでしょうか?

相当お金を使うことに慣れている人でなければ、例えば自家用ジェットを持っているだとか、生まれながらのどこかの国の国王だとか。

それぐらいの人でなければ、数千万円や数億円のお金は有意義に使えないような気がします。

 

使い道のないお金をただ増やすために働くのは、とても卑しいことのように思えました。

いろいろお金の事について考えた主人公が出した結論は「幸せのために必要なものはお金ではない」と言うものだったようです。

 

つまり「幸せ」は青い鳥のように、最初から自分が手を伸ばせば。

行動すれば。

きっと手に入れる事が出来る。

そんなふうに感じました。