コーケーのーむーーすーーぅーまーーあでーー
今まで散々歌って来ましたが、コケについて、ほとんど知らない事に気がつきました。
意外というかやはりというか、コケには様々な種類があるようです。
木や花の名前は知っていても、自分がコケの名前をほとんど知らなかった事に気づかされます。辛うじてゼニゴケを見て、生物か理科の授業で習ったのを思い出した程度です。
著者はコケのことが大好きで、本書の中でついにコケブームが来てコケが脚光をあびるようになったと喜んでいます。
そちらに疎い私は、ブームには全く気付かずに本書を手に取りました。
偶然だけど、とてもついている気がします。
コケの観察についての注意点はルーペを使用することです。
普通に見ても「コケだな」という感想しか出ないかも知れません。
しかしルーペで細部まで見えるようにすると、見た目がかなり変わります。種類によっては、山や森の奥に幻想的な風景が広がっているようで、とても風情があります。
コケ好き!という人は少ないかも知れません。
本書は一般の人向けに書かれています。
こんな小さな世界に、こんなに綺麗なコケが生えている事に驚くのではないでしょうか?
雨の多い今の時期におススメの本です。