極度にシャイな彼と主人公が、交際して結婚して一緒に生活をする日々を描いた漫画です。
タイトルの通り、スキンシップはほぼゼロです。
友達の紹介で出会った主人公とみーさん。
全く積極的では無いみーさんは、主人公に気があるようには見えません。
それでも友達が言うには、紹介したのに断らないのは珍しいので、みーさんは主人公に気があるように見えるらしいです。
そのアドバイスなどもあり、主人公はみーさんとのデートを重ねて行きます。
主人公の今までの恋愛は、過度に相手や恋愛そのものに依存するものだったので、みーさんとの穏やかな恋愛が、好ましくも思えます。
ただし、穏やかなのにも程があるのかも知れない。なぜならみーさんは極度の、言い方を変えると、病的なシャイだからです。
主人公が手を握ったら、すぐにその手を離されてしまいました。
それ以来数年間経つ今まで、二度と手を握る事はありませんでした。
メールも自分からは送って来ないし、返信のメッセージは業務メールの様な硬さです。
話す時も永遠に敬語です。
そもそも、あまり主人公の顔を見ません。
どうしたら進展するんだろう、と思い悩んだ主人公が「結婚式は三月で良いですか?」という言葉で結婚が決まります。
ここまでさせても、おそらくシャイだからという理由で、みーさんの感情は見えにくく、嬉しいともよろしくとも何も大したことは言いません。
結婚して同居が始まるが、当然のように寝室は別々の部屋です。
しかも、旅行に行った時にも二部屋取るという徹底ぶり。
親からは子どもはまだかと期待されますが、絶対に出来るはずがありません。
みーさんにその話をしても、結局状況を改善してくれる事も無く。
ある時、主人公は思います。
「私、一生このまま、そういう事をせずに終えるのだろうか?」
何というか、むご過ぎます。
この作品は、セックスレスでお悩みの方にオススメです。
きっと何かがつかめるはずです。
ひょっとしたら、思い切った決断をしよう、という勇気が湧いてくるかも知れません。