愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『知識ゼロからの書道あそび文字入門』武田双雲

 

知識ゼロからの書道 あそび文字入門
 

 

 

小学二年生の文集に、将来は書道の先生になりたい、と書きました。

その後、書道教室はサボりがち。

大人になってから、字が綺麗になりたいと思ってペン字の練習をするような体たらくになる事を、当時の私は知りませんでした。

 

あそび文字の楽しみ方や、書き方です。

外に出て、石や枝で書いてみたり、それ自体を文字にしたり、粘土で文字を作ってみたり。

自分の名前やTシャツにデザインしても良いです。

字を綺麗に書くことにとらわれず、楽しみながら書くと良いようです。

 

まずは、基本の姿勢や筆の持ち方や墨のすりかたは、きちんとしましょう。

かすれ、にじみ、太さ、強弱、とめはね、自由に駆使できると遊びの幅が広がります。

文字の意味や感情を表すのも良いです。

大胆だったり、チカラを抜いたり。

 

目を閉じて書く、鏡文字で書く、筆の先の紐を持って書いたり。

鳥の羽根で書いてみても、新たな感覚の発見があるようです。

 

オリジナルの漢字創作。

一年の抱負を漢字で表す。

嫌な事を書いて克服する、例えば、歯磨きって楽しい、など。

感謝リスト、感謝漏リストの作成。

未来日記を書く。

これらは、是非やってみたくなりました。

 

人に贈る、作品として表現する、というのは、まだハードルが高いです。

いずれそこに到達したいです。

 

書道を習っていて挫折しそうだったり、挫折した経験がある人にオススメしたい作品です。