雑誌のコラムなどで、どうしてこんなに下らないエピソードがあるのだろう?と、面白いけど不思議に思うことがあります。
著者が面白いのか、取り巻く人が面白いのか?
かなり独特なエピソードと名言が満載で、とても面白い本書は、まさにそのような感じです。
まずは登場人物とその行動が凄まじいです。
外で食事中に落としてしまった食べ物を、汚くないから、という理由で上半分を食べる。
付き合っている女性を木刀で殴る。
フィアンセの浮気写真を発見したその足で実家に行き、その写真を叩きつけ婚約を解消する。
街中で野糞をして、その上を転がる。
学生のうちに子どもが出来て結婚をしたものの、定職につかず家庭を顧みず浮気をする。
物凄くダメな人や、ぶっ飛んだ人がたくさん出てきます。
では、そんな人達が放った名言の数々です。
「もうちょっとで損するところだったよォ」
「オレはここでいいからっ!!」
「これは本番ではありません」
「いいえ、木刀で」
「アタシらサービス業でやってるもんでねぇ」
「中で出してないから、ヤッてない」
「次の日は苦い」
「すみません。私とホテルに行きませんか?」
どうでしょうか?
不穏な空気の言葉が盛りだくさんですよね。
見ての通りで、大変下衆な内容がとても多いと言うか、全編下らないのですが、面白いという点では間違いがありません。
疲れたときに読んで頂きたい一冊です。