愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『うたがいの神様』千原ジュニア

 

 

 

何事も深く考えずに、鵜呑みにしてはいけません。意外に世の中には、おかしな事が普通にまかり通っています。

 

著者は、こどもの頃からしっかりと疑うという考え方をしていました。

小学生が集めているプロ野球カード。

「おっさんの写真集めて何がおもろいねん!」

 

食前は食後

朝ごはんを食べ終わった時間は、昼ごはん前でもある。

 

珈琲好きは珈琲嫌い

好きで美味しい珈琲にこだわると、缶コーヒーなんかは好きでは無くなる。

 

割り勘する男より、割り勘された女を恥じるべし

男がケチというよりは、気に入られずに割り勘にされた、という事かも知れない。

 

何も考えずに受け入れてしまったら、せっかく世界のあちらこちらに散りばめられてある、おかしな事を見逃してしまいます。

著者の千原ジュニアはお笑い芸人なので、それを笑いというものにして行きます。

人によって、仕事のヒントにしたり、知人との話題にしたり、子どもの教育にしたり、SNSのネタにしたりと、様々に方向は異なりますが、有効活用出来るはずです。

 

しかし本書は、肩肘を張らずに楽しみながら読みたい人に、ふさわしい気がします。