『スッタニパータ』などから、ブッダが語った言葉を数多く収録されています。
本書は、シンプルで誰にでもわかりやすいように、と筆者が考えて「超訳」されました。
ブッダの言葉は、もともとシンプルで核心を突く物だと言われています。
『小部経典』、『法句経』、『経集』などからフレーズが選ばれています。
目次です。
一 怒らない
二 比べない
三 求めない
四 業(カルマ)を変える
五 友を選ぶ
六 幸(ハピネス)を知る
七 自分を知る
八 身体を見つめる
九 自由になる
十 慈悲を習う
十一 悟る
十二 死と向き合う
菩提樹の下で座禅をして解脱したゴータマ・シッダールタは、ブッダになります。
自身が悟った内容は、世の中の欲望や怒りでいっぱいの人々には受け入れられず、理解されないだろうと迷います。
しかし、元修行仲間に説法をしてみて上手く行き、弟子を指導したり悩む人の相談にのったりする活動を始めて行きます。
筆者の見解では、ブッダが教えているのは宗教ではなく、心の操縦法やそのためのトレーニング法だとブッダが考えている、という事です。
辛いときや苦しいときに、心を平らかにする手助けになるかも知れません。
出来ればそうなる前に読んで備えておくと、さらに理解して実践しやすいと思われます。
- 作者: フリ?ドリヒ・ヴィルヘルム・ニ?チェ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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