愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『誰も知らない世界のことわざ』エラ・フランシス・サンダース 創元社

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世界各国のことわざを紹介する本です。

 

日本からも紹介されています。

猿も木から落ちる

猫をかぶる

がノミネート?されています。

猫をかぶるの解説では、日本人の猫好きが取り上げられています。

猫が茶を吹く、猫に唐傘、猫も杓子も…。

確かに大好きなようですね。言われるまで、気がつきませんでした。

 

あなたは、わたしのオレンジの片割れ。

スペイン語で、生涯のパートナーを表します。

スペインっぽいですね。

 

目から遠ざかれば、心からも。

ヘブライ語で、去る者は日々に疎しのような意味です。会わなければ、気持ちも遠ざかってしまうのですね。

 

私の別荘は、ずっと外れにある。

ウクライナ語です。

今話題になっていることを自分はよく知らないし、関係もない。という意味です。

ウクライナでは、人に根掘り葉掘り聞くことを、良く思っていません。

そんな国民性も垣間見えることわざですね。

 

日本人からは分からなかったり、意味のないことわざが、たくさん出て来ます。

これが多様性というものなのかも知れません。

その気になって読めば、何か大切な物を掴める気がします。