イリーガルでは無いけど、簡単に人が足を踏み入れない場所に、著者はどんどん入って行きます。
ある特定の日には、夜に出歩かない風習のある島。
イタコのように自らに何者かを呼び寄せる術を持つ、シャーマン。
そのシャーマンから何かがあるとお墨付きを得た、人形。
東南アジアのある国で行われる、入れ墨を入れるお祭り。
日本でも奇祭と呼ばれるものは、未だにいくつもあります。
元々昔のお祭りは、暗い中で男女が自由にまぐわうための場であったりします。
隠微で暗くてワクワクするような、非日常の物でした。
本書を読んだら一気に日常生活の遥か遠くに連れて行かれること請け合いです。