日本でいちばん大切にしたい会社大賞、と言う表彰制度があります。
本書はこれが創設されるきっかけになった本の第3弾です。
大切にしたい会社は、正しい経営、つまり人を大切にする形をブレずに実行している会社、と言うものです。
ここで言う人と話をとりわけ以下の五人になります。
1.社員とその家族
2.社外社員とその家族
3.現在顧客と未来顧客
4.障害者や高齢者などの社会的弱者
5.出資者・支援者
本書では7つの会社が紹介されています。
お年寄りや体の不自由な人のために使いやすい靴を作る会社。
お客様のためを考えているタクシー会社。
会社の理念がすべては社員のために、と言うレーザーの会社。
精神障害者の方々と働く場とのつながりを作る出版社。
障害者の雇用に力を注ぐ判子屋さん。
等々、たしかに未来まで続いて欲しい会社が、たくさん紹介されています。
仕事は何なのか、何のためにやるのか、それがわからなくなってしまった人にはぜひとも読んでいただきたいです。
またすべての経営に携わる方にも、ぜひ一読をお勧めしたい本です。