仏像とは仏教にちなんだ制作物です。
もともと開祖である釈迦は、自らの存在を信仰の対象にするようには説いていません。
そのため、釈迦が入滅してから数百年の間は、仏像が作られていませんでした。
仏像は大きく如来、菩薩、命を、天部と言う4グループに分類されます。
このほかに神像や高僧像などもあります。
菩薩には観音菩薩、弥勒菩薩、地蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、日光・月光菩薩などがいます。
明王には不動明王、降三世明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、軍荼利明王などがいます。
天部では、帝釈天、鬼子母神、毘沙門天、阿修羅、金剛力士などが有名です。
以上のように仏像は仏教、密教、ヒンズー教など様々な教えを取り入れて作られています。
本書を読むと、お寺や博物館で仏像を見るのがとても楽しくなります。
仏教などに興味がない人にもわかりやすく書いてあるので、とてもオススメです。