刑務所に収監されて出てきてから、初の著書です。
逮捕されて、会社を手放し、有罪の判決を受けて刑務所で数年過ごす。
文字通り社会的にはゼロになった著者が、自らの過去や考えを赤裸々に綴っています。
刑務所で切実に思ったのが、仕事がしたい、ということでした。
さらに元を辿れば、仕事を通じて他者と繋がりたい、という欲求です。
自身で述懐しているように、とても寂しがりな著者。出所後の活動を見てもわかるように、お金を稼ぐために仕事をしているわけでは無いようです。
仕事に向かう姿勢ややり方、考え方や生き方、様々なエッセンスが本書には入っています。
その後に出す多くの著書の、元になるような一冊です。
著者を知りたい方は、まずは本書を読むと良いかも知れません。