すべて良書を読むことは、一流の著書と対話するようなもので、しかも最上の、入念な準備がなされたものだ。
『ソクラテスの弁明』
罪人の疑いをかけられたソクラテスが、無罪を証明するために、弁明します。
無知の知についても、述べられています。
自分が知らないということを知っている、認識しているということが、知恵がある。
ルネ・デカルト
『方法序説』
実はこの言葉は、我考える、ゆえに我あり。とも訳されます。
早くわかるよりも、長く考えることが大事。
自分の言動が自分の魂を鍛えていくものなのかを考える。
ハンナ・アレント
『人間の条件』
哲学で解答を得るのでは無く、問いを深めたい。
思考よりも行いに重きをおく。
労働は生命活動に関わる営みのことだ。
入院のために仕事を辞めた人は、生きるということに猛烈に労働していると言える。
労働は仕事とは異なる持続する営みで、生命の祝福をもたらす。
吉本孝明
『共同幻想論』
誰が語っているかではなく、何が語られているかを正視する。
国家は共同の幻想体であり、実在しない。
習慣や民俗や精神の慣性も共同の幻想である。
真に幸福お呼び得るものは、自ら見つけ出さなくてはならない。
最後に著書は、読書ノートを作成することを勧めています。
それは、心に響いた言葉を書き写したノートです。
どれも触りだけですが、とても疲れました。
しかし、これからの生を深くするきっかけになり得る気がしました。