愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『読みたいことを、書けばいい。』

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著書は長年電通で働いていました。

ある時、仕事で映画についての文章を書くことになりました。

筆が乗るというのか、短いもので良かったはずが、一万字ほどの超長文を書き上げます。

 

一番最初に書いてあるのが、書きたいことを書けば良い、ということです。

著者が昔読んだ文章に、あなたはゴリラですか?と、真面目に問うものがありました。これがチャートになっていて、YESかNOを選びます。

要らないですよね?このくだり。

でも、これはこの文章の作者が、単純に書きたいことを書いたのです。

そして、その事実に本書の著者は気づきます。

読みたいことを、書けばいい。 

 

面接向けのコラムなど、実用的こともはさみつつ、長文や長時間書くのは辛いと言いつつ、終始著者は書きたいことを書いています。

書くために調べる、という作業も含めて、著者は本当に楽しんでいるのだと感じます。

 

書きたい人が、書きたいことを、書けばいいのかも知れませんね。