愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『pen books ユダヤとは何か。』市川裕

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キリスト教イスラム教の源流とも言える、ユダヤ教

意外にユダヤ教について、しっかりと知らない人は多いのでは無いでしょうか?

恥ずかしながら、私はそうです。

そのため、本書を手に取りました。

 

ユダヤ教は、キリスト教でいう旧約聖書聖典としています。もっともユダヤ教では新約聖書を認めていないので、ただ聖書、と呼びます。

他にタルムードなどの聖典もあります。

キリスト教で神父や牧師にあたる、ラビという人がいます。

教会にあたるのは、シナゴークという建物です。

戒律はモーゼの十戒どころでは無く、100を超えます。

 

エルサレムユダヤ教徒の聖地です。

同時にキリスト教徒と、イスラム教徒の聖地でもあります。

面白いのは、エルサレムの中でも、それぞれで聖所が異なっているところです。

 

ところで戒律の一つに、避妊禁止があります。

そのため、ユダヤ教徒は子沢山です。

そして、超正統派という宗派に属するユダヤ教徒は、国からの補助金で生活して、一切労働をしません。

この事で国の経済が圧迫されてしまう、という問題が出てきています。

 

まだまだ興味深いことが、たくさん紹介されています。本書はシリーズ化されているので、他の本を読むのがとても楽しみになりました。