意外にユダヤ教について、しっかりと知らない人は多いのでは無いでしょうか?
恥ずかしながら、私はそうです。
そのため、本書を手に取りました。
ユダヤ教は、キリスト教でいう旧約聖書を聖典としています。もっともユダヤ教では新約聖書を認めていないので、ただ聖書、と呼びます。
他にタルムードなどの聖典もあります。
キリスト教で神父や牧師にあたる、ラビという人がいます。
教会にあたるのは、シナゴークという建物です。
戒律はモーゼの十戒どころでは無く、100を超えます。
面白いのは、エルサレムの中でも、それぞれで聖所が異なっているところです。
ところで戒律の一つに、避妊禁止があります。
そのため、ユダヤ教徒は子沢山です。
そして、超正統派という宗派に属するユダヤ教徒は、国からの補助金で生活して、一切労働をしません。
この事で国の経済が圧迫されてしまう、という問題が出てきています。
まだまだ興味深いことが、たくさん紹介されています。本書はシリーズ化されているので、他の本を読むのがとても楽しみになりました。