愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『坊主失格』小池龍之介

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月読寺の住職が著者。

『考えない練習』、『もう、怒らない』、『偽善入門』などが著作にあります。

仏教の考え方を、わかりやすく解説している名著がたくさんあります。

そんな著者が、自らの半生を描きます。

 

小学生で担任から「ろくでなし」と言われ、中高では心の底で他人を嘲笑し、大学では他人を論破して悦に入り、実の母や妻に手をあげる。

また、道端で赤の他人に腐った果物を差し出す。

 

読んでいて、ほとんど狂人ではないか、と愕然としました。

しかし著者が言うように、そんな人が立ち直れる、と言う目で見ると、かなり貴重な著書なのではないでしょうか。