女性が主役であろう、と思われる数々の重大な事件。
報道では誰が誰を殺害したか、どのような生活をしていたか、などが、ある程度明らかにされます。
が、それだけです。
その女性がどのような人間で、何を考えて生きてきて、何故そのような事件に至ったか。
そこまでは、明らかにされません。
わかっても、精神的な病を患っていたことや、警察に対して供述したこと止まりです。
そこを本書では、著者の想像で独自の見解を示して行きます。
実際に著者は、獄中の囚人や殺害された被害者と、直接話したわけではありません。
にも関わらず、本書では、ありありとその人物が浮かび上がってきます。のみならず、その内面までも、赤裸々にされます。
始めに著者が記したように、本書はルポルタージュではなく、多分に解釈というか想像が入っています。
その分、小説に近い物として読むと、かなり面白いです。
当事者の感想を聞いてみたくなりました。