ゼロ戦。
特攻隊。
日本軍。
司法試験浪人の弟とジャーナリストの姉が、特攻隊員として戦死した祖父を知るために、取材を始めます。
対象は、戦友会で当時の祖父を知る人たち。
海軍の軍人です。
最初は、祖父が命を惜しむ、弱い人間だったと言われます。
しかし、取材を続けていく内に、それがどういう事だったのかが分かってきます。
さらには当時の日本や戦争、海軍の偉い人やそうではない人、特攻隊員たちが何を思ってどう振る舞ったかが、解き明かされて行きます。
人として、日本人として、知っておくべきことが書かれているように思えてなりません。
この本に出会えて、本当に良かったです。