愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ソクラテスの弁明』プラトン 納富信留

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哲学者と言えばすぐに名前が出てくるのが、この人、と言っても過言ではないでしょう。

 

無知の知

みんなが、立派で良いことを、何一つ知ってはいない。
知らないのに知っていると思っている人は、知らないと思っている人よりも、その点において劣っている。

知恵と言う点では真実には何も値しない、と認識しているもの→最も知恵のあるもの

 

金銭、評判、名誉よりも思慮、心理、魂のほうがよほど価値がある。

 

金銭から徳は生じない。
徳に基づき、物や金銭など全てが善きものとなる。私は今まで、誰の教師になったこともありません。

 

私は誰にも不正を行っていないと信じています。

 

死は良いものです。

1、夢さえ見えないような深い眠り→とても良いもの

2、死後の世界があれば、今までの死者に会える。もう死なず、時間が無限にある。


自分なんか大した事はなく無価値である。

しかし、何かたいそうな人物だと自分で勘違いしている。

これらの文章から、真意や本意を正しく掴み取るのは、ひょっとしたら困難かもしれません。

しかし、様々なことについて、しっかり考えると言う事は、とても重要なのではないでしょうか。