名言集、です。
しかし、一般的なそれとは趣が異なります。
それは、著者による小説に登場する人物の言葉、という点です。
『永遠のゼロ』
『海賊と呼ばれた男』
『モンスター』
『影法師』
『風の中のマリア』
『カエルの楽園』
『錨を上げよ』
『輝く夜』
それぞれの小説に出てくる人物が、それぞれの人格でシチュエーションで、心情を吐露します。
著者の言葉というよりは、それぞれの人物が自然に話した言葉、と言えるかも知れません。
中でも苦しい状況で絞り出した言葉には、かなりの迫力があるように感じます。
併せて小説も読みたくなってきました。