愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『百田百言』百田尚樹

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名言集、です。

しかし、一般的なそれとは趣が異なります。

それは、著者による小説に登場する人物の言葉、という点です。

 

『永遠のゼロ』

『海賊と呼ばれた男』

『モンスター』

『影法師』

『風の中のマリア』

『カエルの楽園』

『錨を上げよ』

『輝く夜』

 

それぞれの小説に出てくる人物が、それぞれの人格でシチュエーションで、心情を吐露します。

著者の言葉というよりは、それぞれの人物が自然に話した言葉、と言えるかも知れません。

中でも苦しい状況で絞り出した言葉には、かなりの迫力があるように感じます。

併せて小説も読みたくなってきました。