前半はインドの古代文明から始まります。
カースト制度の元が出来て、その後ブッダがその制度ヴァルナを否定した布教活動をしました。
それから250年後、アショーカ王が、法を刻んだ石碑を各地に建立しました。
次は中国です。
殷王朝から周に代わり、戦国時代へ。
孔子、韓非子、墨子、孫武、老子など、様々な著名人が登場します。
秦の始皇帝が誕生し、項羽と劉邦、三国志の時代へと移ります。この辺りは、好きな人には堪らない時代と言えるはずです。
そして随から唐、その滅亡までが描かれます。
骨のある家臣の魏徴、李白や杜甫という詩人、そして絶世の美女と言われる楊貴妃など、魅力的な人物が大勢出て来ます。
三巻もかなり濃密な内容でした。
感情移入しやすく、おすすめです。