人の話を聞くのは、とても大切なことです。
しかし私たちは、なかなかそれが出来ません。
ともすると、自分が話を聞けていないことにさえ、気づけない。
本書では話を聞くプロが、話を聞いてさらに共感するための技術をしっかりと解説してくれています。
共感とは、相手とどこかで結びつき一体となることです。ただ同じ気持ち、ではなく、関わり合い互いに影響しあう。
考えるな感じろ ブルース・リー今この瞬間を、現実を感じて生きる。
穏やかに、落ち着いて、力強く、あたたかく
自分が感じていることに、じっくりと注意を向ける。
自分の意見は脇に置き、先を促す。
受容とは
○現場はこうだ、と認識する
✖️ありのままでいいと価値判断する
一緒に相手と考えよう
受容、共感、変化促進
反射はただの鸚鵡返しではない
(もう頑張れない) → (限界までがんばったんだね)
(どうなってもいい) → (解雇になって、無職で、肝臓病になって、家族から見捨てられてもいいんですね)よくわからない場合→急がず、さらに聞いてみる
○寂しいんですね
✖️寂しいんですか?
相手の声のトーンとしぐさが乖離していると感じたら→私にはこう見えます
相槌はデュエット、ダンスのステップ
葛藤している人に対して→〜、その一方で〜なんですね
葛藤を抱えても良いと、心を軽くしてあげる
(僕はいじられキャラです。そうしてもらえてハッピーです。いじめられてはいません)
(もしかしていじられて傷つくこともあるのではないですか?でもキャラをやめたら関わってもらえないかもしれない。それでいじられキャラを続けているのかな?)
大事な事は目を合わせて言う。
間を取る相手の寂しいと言う言葉に、自分が寂しいと感じたと伝える
相手を信じて賭ける
(私は全然駄目だ) → (私はあなたがこれとこれを頑張ってきたと思います。あなたはそのことをどう思いますか?)(もう嫌です。退職します) → (君は強くなれるとどうして思えないの?私はなれると思いますよ)
リラックスして聞く。リアクションも自然にとって良い。
実際のプロカウンセラーではない私が読んで、とても疲れるんだろうなぁと感じました。
それだけ本気で本音で、相手に接するお仕事なんだろうと。
もしそのような心がけで、誰かと接することができれば、それは本当に濃い時間になるような気がします。