愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ことばの花束』岩波文庫

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短いことばに凝縮されて、より一層煌めきを放っている。

名著に書かれている、そんなことばの数々365句を、選り出したのが本書です。

 

誰がそういったか、をたずねないで、いわれていることは何か、に心を用いなさい。

『キリストにならいて』トマス・ア・ケンピス

 

げに怒りは愚かな者を殺し

妬みは馬鹿者の生命を奪う。

旧約聖書 ヨブ記

 

独りで行くほうがよい。孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。

林の中にいる象のように。

ブッダの真理のことば・感興のとこば』

 

一番大切なことは単に生きることそのとこではなくて、善く生きることである。

ソクラテスの弁明・クリトン』

 

全ての言葉は、読む人により、その受け取り方が異なります。

だから、本書の中でどれに感銘を受けるかは、人それぞれでしょう。

そんなことばを探してみて、その本を読んでみる、というのが正しい本書の使い方のように思います。