短いことばに凝縮されて、より一層煌めきを放っている。
名著に書かれている、そんなことばの数々365句を、選り出したのが本書です。
誰がそういったか、をたずねないで、いわれていることは何か、に心を用いなさい。
『キリストにならいて』トマス・ア・ケンピス
げに怒りは愚かな者を殺し
妬みは馬鹿者の生命を奪う。
独りで行くほうがよい。孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。
林の中にいる象のように。
『ブッダの真理のことば・感興のとこば』
一番大切なことは単に生きることそのとこではなくて、善く生きることである。
『ソクラテスの弁明・クリトン』
全ての言葉は、読む人により、その受け取り方が異なります。
だから、本書の中でどれに感銘を受けるかは、人それぞれでしょう。
そんなことばを探してみて、その本を読んでみる、というのが正しい本書の使い方のように思います。