愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ひとと動物のかかわり』養老孟司

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動物に関するフォーラムを、一冊の本にしたのがこちらです。
著者は養老孟司氏。

10代は自分の思いをペットに告白する場合がある。

若い成人にとって知人を作るツールにもなる。

ペットを飼育している人の方が健康的である。

 

ペットの子が近づいている場合(さよなら)を言う機会があった方が良い。


ペットロスした人に対して獣医として以下のように接することが望まれる。

1.共感する

2.動物の良かったことを言ってあげる

3.オーナーの決定は正しかったと再確認する

4.こちらへのコンタクトのチャンスを与える誰と一緒に笑った顔は覚えていないかもしれないが、誰と一緒になれたかと言う事は覚えているだろう

 

動物と関わって、精神症状が安定することがある。

 

うつ病患者にはペットが負担になる場合がある。

 

生物の体も、大学も、政府も、常に少しずつ入れ替わっている。一見同じにみえるが、同じものではない。

ブータンでは犬は人と同じに扱われる。隣で天正で、犬になる可能性が高いと考えられているためである。

地球で生活している上で、人は動物と共存している、と言える。
その距離や様式をどのようにするか、という事は、しっかり考えて、より良い関係を常に目指していくべきテーマであろう。