
- 作者: 洪自誠,祐木亜子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/12/15
- メディア: 単行本
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明の時代に、活躍していた学者が著者です。
タイトルは(堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる)。
という言葉に由来しています。
儒教、仏教、道教を学び、足りない部分を他から補い、本書は作られました。
相手と時代に合わせて生きる
後半生こそきちんと生きる
人目につかない場所で徳を積む
どこにいても心を自由にする
粘り強く努力を続ける
世間との関わりを減らす
どうにもならないことを悩まない
心を落ち着ける
名声欲を捨てる
口に出す前によく考える
つまらない人物を憎まず立派な人物に媚びない
言葉で人を救う
客観的に物事を見る
後悔しない行動をとる
常に学び続ける
常に無心でいる
まさに、仏教や儒教などの良いとこ取り、というような内容です。
後藤慶太、田中角栄、川上哲治、吉川英治などが、座右の書としていました。
理想もあり、現実に即した部分もあり、実践しやすいのが、本書の良いところのような気がします。