愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『最速で身につく世界史』

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歴史に関しての本は様々な種類があります。

本書は単元ごとに様々な切り口で、世界の歴史を説明してくれています。

 

人類は共通の祖先から始まっています。

東アフリカで誕生した女性、ミトコンドリアイブがその起源です。

 

羊、八木、牛、今、ラクダにより人類が文明化しました。

 

一神教は砂漠で生まれました。自ら決断すると言う考え方です。

多神教は森で生まれました。店から決定する事はあまりありません。

 

ペルシアの草原でゾロアスター教が生まれました。ユダヤ教に影響与えます。

 

儒教では年長者を敬います。そのため、中国が年長だから偉い、と言う考え方が成り立ちます。

 

ペルシア帝国は現在のイランが起源です。行政区、道路、貨幣等を制定しました。

 

世界史では、以前おかしいとされていたものが公認とされることが度々あります。

 

ムハンマドはメッカを占領したときに、カーバ神殿の偶像を破壊しました。

イスラム原理主義では他の遺産を破壊するのは、これと同様に正しい行為だとみなされます。

 

言語が違えば、同じものでも読み方が変わります。

チャールズ、シャルル、カール、カルロス。

キャサリン、カトリーヌ、カタリーナ、エカテリーナ。

これらは、それぞれ同じ人を指します。

 

コペルニクス的転回 = パラダイムチェンジ

 

国は2種類に分けられます。

1つ目は王国です。王様が代々治めます。

2つ目は共和国です。民衆が代表を選びます。

日本はそのどちらかと言うことを曖昧にしています。

 

民主主義は神の下の平等を標榜しています。

 

明治維新は旧体制のボスを処刑しなかった、という点で、他の革命とは異なります。

 

民族を無視した統合による国家は、戦争や紛争の原因となります。

 

核兵器により世界滅亡の危険ができました。そのため、第三次世界大戦は起こらない、と言うよりは起こせないのです。

 

お金の価値は人気によって決まっています。

 

ネットがお金に変わるコミニケーションのツールとなってきています。

 

どこにいても情報の共有が可能になりました。国家のあり方が今後変わっていくはずです。

 

いろいろな個人の価値観でバラエティーに富んだ世界になっていきます。


ネットの発達以降は、まさにパラダイムチェンジが起きて、様々な価値観の見直しがなされていくはずです。
本書もそのような事に言及していて、今までの歴史書とは、一線を画していると言えるかも知れません。