愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『狂言サイボーグ』野村萬斎

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狂言師として、また俳優として、そして教育テレビの出演者として、多岐にわたり活躍する著者。きっと様々な視点が身についているはずです。

 

能とは、有名人の真似をする舞台です。
光源氏小野小町などです。

狂言とは、一般的な誰かを真似するものです。最初に「この辺のものでござる」と言う台詞が入ります。んのー始める人は、代々伝わる形を徹底的に体に植え付けます。

 

(カマエ)胸を張り、背筋を伸ばして腰を入れ、肘を張り、軽く膝を曲げ、顎を引いて、まっすぐ前を向く。ジャンプは飛び上がる時ではなく、降りてくるところで観客に見せ場があります。

 

演じるとは、狂うこと。

狂言師は、感情で狂うのではなく、身体的高揚から、感情を高めます。

そうすると、必ず体は反応して動きます。

一流を極めた人が、様々な経験をして視野が広ければ、それは素晴らしい舞台が出来そうですよね。
舞台を観にいきたいです。