7世紀の始めに、預言者ムハンマドを始祖として、イスラームが始まります。
信者が増えてメッカを支配下におき、4代目のカリフ、アリーまでウンマは大きくなっていきます。
その後、ウマイヤ朝をおこしたスンナ派と、シーア派に分かれます。
ウマイヤ朝はアッバース朝にとって変わられ、これがイスラーム帝国になります。
2世紀に最大の領土となったローマ帝国は、4世紀に東西に分裂します。
西ローマ帝国が滅亡した後、ゴート王国、フランク王国などが支配します。
様々な民族や国が、しのぎを削る状況をカール大帝がおさめて、現在のヨーロッパの基礎をつくります。
東ローマ帝国であるビザンツ帝国は、首都をコンスタンティノープルにおき、繁栄します。
そして、ソロモン王の神殿よりも豪華だといわれるハギア=ソフィア聖堂を再建します。
11世紀のヨーロッパでは、社会をキリスト教がつつみます。
その結果、教皇が皇帝や王の権力を凌ぎ始めるようになります。
神聖ローマ帝国の皇帝ハインリヒ4世が、ローマ教皇グレゴリウス7世から破門される、という事件がおきます。
そこで破門を解いてもらうために、ハインリヒ4世は雪の中外に立ち続けます。
これを、カノッサの屈辱といいます。
その後、ハインリヒ4世はグレゴリウス7世をローマから追放することに成功します。
カトリック教会がそれから力をつけて、十字軍に繋がっていきます。