愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『コミック版三国志 5』

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関興は父関羽の仇討ちを果たし、青龍偃月刀を取り返します。

また、張苞張飛の首を取り返し、仇を討ちます。

しかし呉に陸遜が現れ、蜀軍は敗退させられます。

そしてついに、劉備は息を引き取ります。

劉禅に才能がなければ孔明が帝位につくように、と遺言を残します。

劉禅は、その幼名から阿保の代名詞となるほど、愚鈍です。

この遺言を守っていれば、中国の歴史は変わっていたかも知れません。

 

泣いて馬謖を切る。

出師表。

死せる孔明、生ける仲達を走らす。

有名なシーンが続きます。

 

曹爽からクーデターで、司馬懿が魏の実権を握ります。

司馬師司馬昭司馬炎の時代で、晋王朝が建国された。

 

長かった三国志は、これで終わりです。

この後、晋も数十年で滅亡します。

そうしてみると、三国志の始まりも終わりも、歴史の一部に過ぎないのですよね。

それでも、魅力的な人物がたくさん出て、様々な出来事があり、とても興味深く読めました。