愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『怖い間取り』松原タニシ

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事故物件に住みます芸人である著者。

他人事ながら心配になるフレーズです。

他に選択肢は無かったのでしょうか?

怖い物好きではないので、そのように思ってしまいます。

 

事故物件とは、自殺や他殺や孤独死などがあった物件です。

不動産屋さんは、借り主にその事を告げる必要がある、というルールがあります。

しかし衝撃的なのはこの次です。

事故物件に誰かが住んだら、その次の人には何も伝える必要が無いのです。

そこで著者が頼まれて事故物件に住むという、ロンダリングのようなことがあったりもします。

 

大丈夫か?と心配しながら読んでいたら、終盤で著者は黒い顔で写真に写るようになります。

ある人の言では、死期が近いのだとか。

それも具体的に○年後とのたまいます。

それは2021年のことだとか。

最後まで、背筋が寒くなります。