ブラックホールは誰もが聞いたことがあり、ある程度知っていると思っているものではないでしょうか。
しかし実は、その存在は完全に確認されているわけでは無いのです。
そもそも光を吸い込むので、目に見えるものでもない、とも言われていました。
本書では、そんなブラックホールの秘密を明らかにしたり、誤解を解いたりして、丁寧に解説してくれています。
ブラックホールは強い重力を持ちます。
近くにあるガスが吸い寄せられて、エネルギーが発生します。
ガスの粒子同士はぶつかり合い、光が発生します。これにより、ブラックホールを見ることが出来ます。
ブラックホールは、排水口に水が吸い込まれるように、ガスを吸い込みます。
詰まった時のように、吹き出すこともあり、これをブラックホールジェットといいます。
アインシュタイン博士の一般相対性理論により、その存在が理解されました。
ブラックホール周辺のガスやジェットはまだ見えていません。
2020年現在では、ブラックホールについての知見は、まだスタートラインに立った程度です。