愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『夢を旅した少年 アルケミスト』

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ブラジルの作家による著書で、星の王子さまと並び称される、子どもも読める名著です。

 

スペインで神学校に通う少年は、自ら羊飼いになる道を選びます。

神を見いだせなかったためです。

羊飼いとしての暮らしがすっかり板についた頃に、宝物を見つける夢を見ます。

そこから少年は、夢の宝物を手に入れるために、旅をします。

 

アルケミストとは、錬金術師のことです。

錬金術師は、あらゆる物質を金に変えることや、不老不死の薬を作ることが出来ます。

 

神学校で神を見いだせなかった少年が、旅を通して様々な形で神と出会っているように見えました。

冒険物としても面白いし、扱っているテーマも興味深いものでした。