戦後の愚連隊から安藤組を立ち上げ、解散後に映画俳優、そして作家、プロデューサーとして活動した著者の、自伝的な著書です。
安藤組は、スーツでファッショナブル、花形敬や作家の阿部譲治がいたこともあり、有名です。
みかじめ料を取り、賭場をひらき、好きな車を買い、女を引っ掛ける。
迷いがなく、自身の欲望や反応の赴くままに、行動しています。
ヤクザなのですよね。
そして、それは俳優になってからも、続きます。
自伝だけでなく、草食系や日本文化についても、言いたいことを述べています。
読んでいて、まあ、気持ちが良いんだろうな、ということはわかります。
そう生きるには、それ相応の覚悟が必要なのだろう、ということも。