日本における偉大な小説家である、夏目漱石のエッセイ集です。
無事に東京まで帰れたのは天幸である。
当たり前に思うのは、いまだに生きているからの悪度胸に過ぎない。
名前やタイトルに騙されてくだらない本を読んだときほど残念な事は無い。
病気になる。
自分を一歩社会から遠ざかったように大目に見てくれる。
こちらは一人前に働かなくて済むという安心ができる。
先生に送っていただいてはもったいのうございます。
もったいないわけがありません。同じ人間です。
先生に送っていただくのは光栄でございます。
本当に光栄と思いますか。
思います。
そんなら死なずに生きていらっしゃい。
他の死ぬのは当たり前のように見えますが、自分が死ぬと言う事だけはとても考えられません。
あれだけの小説を書くには、かなりの感性や語彙や人間力が必要なはずです。
読んでいて様々なことを学べる、貴重なエッセイです。