愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『共産党宣言』マルクス・エンゲルス

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現代で共産党社会主義は、なかなか難しいところがある、と露呈してはいます。

しかし、この資本主義の経済が完璧に上手くいっているかというと、そうではありません。

そこで、何か得ることがあれば、と本書を手にとりました。

 

今までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である

 

闘争はいつも全社会の革命的改造をもって終わるか、相戦う階級の共倒れを持って終わった

 

ブルジョワ階級・資本家、雇用者

プロレタリア階級・労働者、自らの労働を売る

 

ブルジョワ階級は全ての職業から、尊敬や信心をはぎ取った。医者、法律家、僧侶、詩人、学者など。

 

労働者は自分を切り売りする点で、1つの商品である

 

共産主義者の理論は、私有財産の廃止、に要約できる

他人の労働を自分に隷属させる権利を奪う

 

1個人が他の個人から搾取することを廃止

1国が他の国から搾取することを廃止

階級の対立が消滅すれば、国民相互の対立も消滅する

 

こうして見ると、とても理想的には見えます。

しかし、ソ連東ドイツや中国などを見ると。

人のやることには、完璧はないのかも知れませんね。