戦時中、台灣は日本の領土でした。
朝鮮や中国の一部も、やはり日本が占領していました。
本書は、その当時台灣で生まれた台灣人の皆さんに、対談形式でインタビューをしたものです。
当時の台灣人たちは、日本人として日本語を学びました。
学校などの様々な施設を建立し、制度を整え、本気でそこを良くしよう、と奮闘していた日本人と台灣人の姿が浮かんで来ます。
当然、戦争は良くないのですけどね。
同じようなことを朝鮮や中国でもしたはずなのですが、各国民の日本への感情には、かなり差がありますよね。
本書に出てきた人のように、純粋に当時を知る人のお話は、とても貴重です。
しかし、高齢になりどんどんその数が減っているのが、とても残念です。