今週のお題「いも」
「お食い初め」という行事があります。
乳飲み子が、初めて食べ物を口にする、というイベントです。
長女は良い箸をあつらえ、鯛を丸ごと1匹準備して、万全の姿勢で臨みました。
親が箸でほぐした物を、少しだけ口にそっと入れるという、なんとも心温まる瞬間。
「これからずっと、食べ物に苦労しないで過ごせますように」
なんて言ってみたりして。
でも、やはり魚はパサパサするのか、あまり食べられないようでした。
でもそれも、良い思い出の1ページです。
あれから数年後。
次女のお食い初めのテーブルには、里芋が準備されていました。
「これは…」
妻の方を見ると、ニヤリとして言いました。
「食べやすそうでしょ!?」
一人目と二人目は、このようにして、待遇が変わっていくんだな、と理解した出来事でした。